大滝ダム 竣工式 その2

平成25年3月23日。
待ち遠しかった竣工式の日がやってきました。

事前に竣工式に参加できるのかと問い合わせたところ
関係者の方と報道しか入れないとのことだったので
いつもお世話になっているダム協会様の発行している
「月刊ダム日本」の記者として報道枠に入れるよう手続きをして頂きました。
ダムマイスターだから。
ダムマイスターらしく仕事する。

道中、ダム仲間のカメラマンをピックアップしてうきうきわくわく大滝ダムへ。


いつもの左岸への道に入ると一番先に目に入ってきたのはこの駐車場案内看板。


カメラマンと一緒に大笑い。
素晴らしい。
未だかつてこのように
ダムマニア用に駐車場が式典で確保されたことがあっただろうか。
紀の川ダム統合管理事務所の方の気配りがすごい。
ありがたーいありがたーい。


ダムの表札も立ちました。
わーい♪
一か月怒涛の周辺整備、頑張られたー。
今まで殺風景だった堤体周辺が一気に華やかになっています。


ダム湖水位はこのくらいです。
非洪水期ですから。


天端の下の模様と同じ橋のイメージの壁には綺麗な説明板が並びます。


ダム周辺の散策路が全部書いてある周辺マップ。
ビューポイントもばっちり書いてあって親切♪


管理所のあるのは右岸です。
お客様駐車場は左岸になりました。
今まで『学べる建設ステーション』として活躍していた建物は
『学べる防災ステーション』と改称されました。
建設ステーション横の駐車場は入口がトンネルの横で
出入りがしづらい&危ないので閉鎖されました。


他のダムではダムの中を通る道と言えば監査廊。
でも大滝ダムは他のダムにはない素敵な外部桟橋を持っています。

その外部桟橋の左岸側に着いた名前は『ダムの中みち』
いいですね〜。
そして天端は『ダムの空みち』
これもいいですね〜。


今のところ、平日のみの解放となりそうなのですが
森と湖に親しむ旬間などのイベントの時には開放して貰えるのじゃないかと期待しているのが
この左岸下流広場です。
こちらは『ダイナミック広場』という名前になりました。


そして右岸のクレーン移動塔のある展望台。

「くろべえのき?」
「ク・ロ・ベ・ノ・エ・キでしょ」
「黒部えのきってどんなキノコ?」
「ちがいます。黒部の駅ですよ」
「あー。クロベノエキね」

いきなり読み間違いました。
新種のキノコにしてしまうところだった。

しかしポイントのひとつずつに付けられているピクトグラムが実に秀逸で嬉しくなる。


大滝ダムの建設計画が持ち上がってから今日の竣工式にいたるまでの歴史年表です。
竣工まで50年かかりました。
長い道のりをここで知ることができます。