尾口第一取水ダム 見学 その2


痛々しい鉄骨の飛び出しや洗掘の穴があった場所もこんなにしっかり固められました。
もともとの岩盤が見えていることからもわかるように
工事の範囲は最小限で行われています。

傷んだところだけ直す
使えるところは大事に補強

人間の手術と同じです。
むやみやたら切除したりしません。


橋を渡って左岸に行く途中上流を見るとこちらは相変わらず削られて
濁り水を出している中ノ川とそれを挟んで両側から
濁りのない水を出している蛇谷川と丸石谷川。


左岸の土砂吐から勢いよく河川維持流量の水が出ています。


左岸から下流面をみるとこんな風になっています。
鉄物の塗装は北陸電力様のお得意のNBカラー。
化粧型枠でピアはシンプルに飾られています。


改修前はこんな姿でした。
並ぶラジアルゲートとその上にゲートハウス。
そのゲートハウスの屋根はそのまま天端橋梁として使われていたコンパクト設計。

昔ここにあったラジアルゲート。
積雪を考慮してのものなのか
下流面に窪みのない一枚板がはられたような
あまり他で目にしたことのない素敵なラジアルゲートでした。