尾口第一取水ダム 見学 その3


左岸から上流面です。
越流部ぎりぎりまでお水がきっちり湛えられています。


ゲートがあった頃はこんな風に見えました。
この通路、歩いて見たかったなぁ。


じっと目を凝らしてあちこちを見ていると右岸のコンクリートに何やら痕跡が。


量水標のあるコンクリートは昔のままでした。
そしてそこにここにあったラジアルゲートの軌跡が。


そしてここにラジアルゲートのトラニオンピンのあった事がわかるのです。

「すっかり丈夫な体になりました。
これからも土砂に負けずにしっかりお水をためますよ」

「あの震災の後から
電力会社の皆さんは一か所の発電所も出力を落とすまいと
必死で発電所を動かしてくれました」

「災害の時にも絶対に電気を供給できるようにと頑張ってくれました」

「自分はその仕事を支える一員として
安定した電気の供給のために仕事を頑張ります」

「純国産エルネギー、水力発電の誇りを抱いて」

ゲートレスダムとして生まれ変わった尾口第一取水ダム。
新しく打たれたコンクリートの下から伝わってくる旧堤体の気持ち。
仕事ができなくちゃダメなんだ。
勲章よりも仕事がやりたいんだ。
そんな気合いが伝わってくる尾口第一取水ダムでした。