西山ダム 見学 その3


西山ダムは国内で2番目に古い重力式コンクリートとの記載がある説明パネル。
ああ、これは難しいよ。
本河内低部ダムと竣工年が同じだから。

国内で最も古い重力式コンクリートダムは神戸市水道局の布引五本松ダムで1900年竣工
本河内低部ダムと西山ダムは同じ1904年の竣工。

着工は西山ダムが1899年で、1901年の本河内低部ダムより2年早いと
ダム便覧のデータでは確認できるのですが
こちらのパネルでは1901年着工、1904年竣工となっている。
ああややこしい。


これは右岸からの新堤体と旧堤体全景写真。
旧堤体を守るように腕をのばした新堤体が凛々しい。


という事で資料室で基礎情報を頭に入れて堤体見学に。


管理事務所からこの門扉を通って旧堤体天端に向かいます。


途中にあったのは旧堤体の切欠き、掘削工事の時にでたのであろうコア。
まず盗まれる事はないと思いますがやや不用心。


新堤体建設の契機となった長崎大水害と
新堤体の目的などが書かれた説明板です。

水道専用だった西山ダムは新堤体ができて
FNWの三つの仕事を担う事になりました。


階段の下に見えているのは旧堤体の天端です。
転ばないように気を付けて降りる。