西山ダム 見学 その2


管理事務所の1階には綺麗な資料室。


長崎市の水道事情と長崎大水害について詳しく勉強することができます。


昭和57年に起きた長崎大水害。

この時の新聞記事の写真はおぼろげながら記憶に残っています。
眼鏡橋が大変な被害を受けた写真でした。
それまで眼鏡橋を知らなかった自分が
「長崎にある眼鏡橋」を記憶した新聞記事でした。


昭和57年7月豪雨こと長崎大水害は集中豪雨による洪水、土砂災害です。

長崎市に流れる中島川と浦上川の周辺で
全壊 584戸
半壊 954戸
一部破損 1111戸
床上浸水 17909戸
床下浸水 19197戸
という局地的な凄まじい災害であったことが書かれています。

上の図で左下にあるのが本河内低部ダム
中央下に、くの字のダム湖を持っているのが西山ダムになります。


当時の被害状況の記録写真です。
時間雨量187mm

信じられない雨の量です。


そしてこれが本河内高部ダムの被害状況です。

ダム湖上流で大規模な地滑りが発生し
大量の土砂が貯水池に侵入
上流の集落との間は完全に途絶しています。


堤体に押し寄せた流木
あの美しい芝生の上を泥水が走っています。
本当に崩れなくてよかった。
堤体が破損しなくてよかった。