西平ダム 見学 その2


堤体の下流には発電所、天端の横には管理所である
中部電力西平土木事務所が有ります。
そして電柱も。

敷地の外からは堤体を愛でようとしても障害物が多いです。


発電所の少し下流にある複雑な副ダム。
副ダムにも魚道です。
しかし魚道だけでは無いような…。


堤体横の階段や通路もよく見れば見るほど入り組んで複雑。
せめてズームでお近づきになりたい・・と思っても電線が邪魔をします。

県のダムや電力会社のダムではまず車が有るかどうか(職員の方がダムに来ているか)をチェックし
続いてうろうろしながら監視カメラを探してカメラ目線で手を振ったり怪しい行動を続けて
職員の方が出て来てくださったら堤体を見せてくださいとお願いしようという
奇妙な行動を取ることが多い自分です。

が、今回は以前、奥美濃発電所見学会で
こちらの土木事務所の皆様にはお世話になっていることもあり
「以前、発電所見学でお世話になったものですが」と切り出せば大丈夫かなと
土木事務所のインターホンを押しました。


インターホンを押して中の人がお越しになるまでじーっと見ていたポスター。
100th anniversary 小宮神発電所♪
皆に大事にされて100歳100歳♪

奥美濃発電所見学でお世話になった方がお越しくださいましたので御挨拶。

丁度、新しくなったコントロールルームの機器整備でお忙しい時だったのですが
堤体を間近で見せてくださいとお願いしたところ、一発OKが出ました♪


という事で、普段は近づけない西平ダム御近影です。
6門のゲートがずらっ。
ゲートピアに梯子通路が付けられてるのですが
ひとつ置きなんですね。
5-6ゲート間のピアにはないけど5-4ゲート間にはあるという。
両方に付ける必要は特にないようです。


右岸の道路からは隠れて見えなくて
やきもきしていたこの通路に通して頂きました。
複雑な通路。年季の入ったコンクリート。
うはうはです。



そしてここに来たら目の前がラジアルゲート♪
こんなにお近づきになれて嬉しいです。

「ゲートはイビデンさんがこのダムを造った時から変えてないんですかー」
「はい。扉体はそのままですよ」

竣工した時のままのゲートです。
補修はされていると思いますが。


西平ダムのスペック。
堤高 : 31.5m
堤頂長 : 144.39m

ラジアルゲートは8.75×8.30m
排砂門としてストーニーゲートも1門装備。

昭和15年3月竣工の文字も嬉しいですね。