鳴子ダム 見学 その2


手前にまっすぐ平らなコンクリートの壁のようなものがあります。
これは点検用のインクラインが格納されている部分の屋根になります。


豪雪地帯ですしインクラインで移動は安全面でもひつようなのかと。
管理所から各レベルに出入り口が設けられているようです。
ここは天端レベルの出入口ですね。


説明板を発見しました。
大喜びでかじりつく。


標準断面図です。
見事に極薄の定半径アーチ♪
バルブの設置位置は堤体の真ん中より少し低いくらいです。


完全に左右対称ではないのですね。
下流側から優美な姿を見ているとそんなに気にならないのですが。


平面図です。

堤体の下流で河幅の真ん中あたりと堤体の真ん中が合致していません。
これが鳴子ダムのご自慢のデフレクターがこの形状になった理由。
越流した水をどの方向にコントロールしたいかで
デフレクターの形状は決まったのです。


天端に到着しました。
正面に見えているのは常用洪水吐のゲートハウスです。


バルブが活躍している写真がありました。
見事にデフレクター直撃しています。
狙っているのかというくらいの直撃っぷり。


堤体にすりすりお障りできるこの距離から愛でると
やっぱりお上品な極薄定半径が際立ちますねぇ♪
凄い美人さんだ♪


そして襟足がすっきりしている・・じゃなくて
上流側はきりりと鉛直。
定半径アーチだから♪


天端に入ってから振り返ると常用洪水吐のゲートハウスです。
真っ赤な扉体が良いですね。