ナンノ谷砂防施設群 見学 その2


モニュメントには
「ナンノ谷さぼう公園」
「ナンノ谷崩れ100周年床固工群完成モニュメント  1995.11.3 坂内村・建設省」
とあります。


後ろに回るとナンノ谷崩れについての情報が書かれていました。

が・・・
よりにもよって御影石。
デジカメ殺しの御影石。
現場でも読みづらい御影石。
これ嫌い・・・。

しくしく。

御影石は見てくれはいいんですよ。
でも文字による伝達能力は低いんですよ。

細かい文字がたくさんある時
たくさんの方にしっかり読んでほしいなら
御影石はやめてほしい。

耐久性の問題とか色々あってこれを選ばれているのかもですが。

ただ、私が到着した時が早朝で、しかも雨がぱらついていて
撮影環境が非常に悪かったのは事実なので
これだけで語っちゃいけないとは思うんですが。

ということで写真の明度と彩度を落として修正。


ナンノ谷の砂防施設は
現在、砂防堰堤2基と床固工4基、帯工2基、護岸工が出来上がっているようです。


ナンノ谷は“なんのだわ”と読むようです。
このモニュメントの川向うで山腹崩壊が起きました。


ナンノ谷崩れは1889年に起きたと書かれています。

一週間も続いた雨が地盤を緩ませ山が崩れました。
そして形成された天然ダム(河道閉塞)が一週間経過して決壊し
下流に大きな被害を出したとあります。

土石流による河道閉塞
形成された天然ダムの決壊による水害

昔からこういった災害が続いているのが日本の山です。
急勾配の河川。
急傾斜の山。

それらに対して山を安全に、川を安全にと進められてきているのが治山・砂防事業なのです。


モニュメントの横にもまた砂防堰堤。
ここは大規模な土砂災害の跡地です。