ナンノ谷砂防施設群 見学 その1
2008/10/7 更新
イビデンさんの神岳ダムを見に行こうとしている時に
道路沿いで巨大な直轄砂防堰堤をたくさん見ました。
岐阜県の南西部。
徳山&横山ダムの揖斐川防衛隊で有名なこの地域。
支川の坂内川は直轄砂防事業が行われてきたエリアです。
このエリアを管理しているのは国土交通省 中部地方整備局 越美山系砂防事務所です。
事務所から頂いた地図にはたくさんの砂防堰堤が記載されていました。
川沿いにつけられた道路を進んでいくと巨大な砂防堰堤が出現します。
とにかく大きい!
堰堤の横にはスペックを書いた説明板もあります。
これはナンノ谷第2砂防堰堤というようです。
堤頂長は150m以上です。
看板にシールがぺたぺたされていますがこれは最近、砂防の法律が変わったからです。
“砂防ダム”と今まで普通に呼んでいたものを“砂防堰堤”とすることに決まったとか。
ダムの名前が外されたのは貯水ダムとの混同避けるためなんでしょうか。
さらに進むとこれまた巨大なナンノ谷砂防堰堤です。
主堤体は堤頂長:83m、堤高:14.5mあります。
砂防堰堤は通常、主堰堤と副堰堤で構成されています。
形がよく似ている治山ダムには副堰堤が無いのではないかと思います。
これは兵庫県の明延にある治山ダム。
谷止工と呼ばれるみたいです。
2004年の台風で山腹崩壊が起きたために作られたものです。
副堰堤はありません。
いずれも急傾斜、崩壊地、急勾配河川などに設置されているので
この判別がまた難しい。
専門の方は見てわかると思うんですが
素人にはこれがとにかく混乱の元です。
不勉強なので混乱しつつも先に進むと広い河原のような場所に出てきました。
綺麗に草刈がされた場所に大きなモニュメントがあります。