名塩ダム 見学 その2


名塩貯水池は総貯水量80600m3で可愛らしいサイズです。
その内、60000m3を治水に活用します。


そもそも名塩ダムは河道外施設なのです。
所在地は「二級河川武庫川水系シリツキ川」で
名塩川にあるわけではありません。
川の上流端より上の沢に築堤されていますので
山合いでよく造られるため池と同じような立地です。

集水域もコンパクトで1.05km2です。


初陣は2021年6月3日から4日にかけての降雨。


工事が終わってすぐの写真を兵庫県様からお借りしました。
白いコンクリート部分が今回の工事で新しくなったゲートになります。

工事終わったら見に行きまぁす♪と
別件で兵庫県県土整備部の方とお話をしていたら
御案内を頂けることになって喜ぶ。
工事を進めている兵庫県様からきちんと説明を受けつつ見学できるの最高♪



ここ数年では最も長い梅雨になっていた6月の末に
見学させて頂けることになり感染防止対策ばっちりで大阪に出てきました。

好き好き大好き
日本のビルで一番好きな梅田スカイビル♪

の手前、大阪駅側で工事ヤードが楽しそうな空気。


横から見ているのでクレーンチャンバラが始まりそうな感じに見えますが
勿論、圧縮効果でこう見えているだけです。
クローラクレーンOFF会状態。
これだけ集まると壮観ですね。


すっかり大阪駅の名物になった大屋根のトラスを愛でつつ
全く雨を防ぐ効果がないためにホームに屋根を増設したのも
チラ見しながら改札に向かいます。


梅田 大ぴちょんくんです。
気温をお知らせ。

この気温と湿度だったら、あつあつピンクになるはずなんですが
るんるんブルーでした。
文字の電光表示の方であつあつピンクが出ていました。


宝塚・篠山方面行の電車に乗り込みました。
とりあえずスカイビル見る。


尼崎で車窓から音羽電機工業様の社屋が見えて思わず撮ってしまいました。

国内トップの対雷技術を誇る音羽電機工業様。
夏になると関西のTVでは必ず豪雨や雷の注意喚起特集が組まれて
その際にいつも登場するので知名度の高い会社です。

夏の雷の何倍も破壊力のある日本海側の冬季雷を思うと
日本海側では冬に注意喚起特集が組まれるのかなとほわほわ考えていました。

見学行きたい…。
凄く行きたい。
雷の事、正しく勉強したい。


等と車窓を眺めているとあっという間に到着です。


生瀬駅です。


改札の横には廃線跡ハイキングコースの文字。
武田尾の廃線跡に向かう最寄駅としてすっかり有名になりました。


周辺地図にも一番上に「JR福知山線廃線敷」がピクトグラム付きで表示されています。
西宮名塩駅からより確かにこちらの方が近い。


で、今から向かうのはここ。
名塩ダムです。
名前は書かれていませんがここです。


ということで兵庫県県土整備部の皆様に御案内を頂き名塩ダムに到着しました。
すっかり綺麗になっています。


取水塔の横にコンパクトな水位計が付きました。


ハンドルも取り外されたりしていません。
お聞きしたところ、水道水源としては廃止していますが
水利権を持っている企業があって緊急時バックアップ水源として
使用することがあるという話でとても驚きました。