村山下ダム 見学 その4


改修工事のおかげでこんなに広々とした
大通りのような見事な天端ができていました。
素晴らしい改修工事。
人の入っていない写真を撮るのに相当苦労するくらい
当日は曇天にもかかわらず人でいっぱいでした。
これは天端中央あたりから右岸を見たところです。


下流側、盛土で補強されて整備しなおされた法面は
散策路の階段や通路がめぐらされ都立公園の一角らしい風景です。


左岸にやってきました。
ここで貯水池側を見ていて気になるものを発見。


あ!!
コンクリート製のすごくしっかりした作りの高欄がある!!


慌てて高欄に近づこうとしたら
突然、高欄が切り取られ状態で目の前の広場に忽然と現われました。
な、なんなんだ。これ。


綺麗にコンクリートカッターで切り取られた面が白白してます。
なんで突然ここに高欄があるんだろうかと
周囲をくるくるしていると説明板がありました。



 高欄 
ここに展示してある高欄は昭和2年完成時に設置されていたものです。
村山下貯水池には、太平洋戦争時に爆弾から堤体を保護する●に設置した耐弾層(玉石を積み、コンクリートで固めたもの)があり
ましたが、堤体の強化工事に伴い、耐弾層を撤去したところ、コンクリートの中からこの高欄が建設当時の姿のまま出現しました。
耐弾層に覆われていたために、色や形などは建設当時の状態でした。
東京都水道局では、当時の土木技術を後世に伝える貴重な近代土木遺産として、ここに一部を保存展示しています。

と書かれていました。


改修工事の後、きちんと復元された耐弾層がこれになります。
目的は堤体を守るためということですが
ビジュアル的にとてもきれいだなと思います。


村山下ダムを一通り見学したので次に
村山上ダムに行こうかと周辺地図を見てみました。

歩いて移動できないことはないくらいの距離であると思われたため
電車で移動せず貯水池横を行くことにしました。
村山下ダム天端左岸から3.0kmくらいです。


レオライナーという鉄道と県道の横をずっとてくてくして村山上ダムを目指します。