美歎水源地 見学 その4

どんどん近づいていくと吃驚する様な物が!
『す、水道局のダムが砂防ダムになっとるっ!』
なんと、美歎ダムは近代化遺産で現役で
しかも転用されて頑張っている堤体だったのです。

調べてみると昭和53年に一度水道局のダムとしては運用を停止しています。
平成10年に水道用のダムから砂防ダムに生まれ変わりました。
ダムだから形も似てるし簡単な事だと思ったらこれが違っていて
用途が違う砂防ダムへの転換は堤体の安定計算で補強が必要だということに成ったそうです。
景観を今のままにして上流面の粗石をはがしてコンクリートを打ち、
はがした石を又埋め込むという工事は手間のかかることです。
また、砂防ダムにするには天端の厚みが足りなかったということで天端の位置を下げたらしいです。
当初は天端幅はわずか1mでクレスト越流部に滑らかなカーブがあり美しかったとか。

ダム便覧にも載っているのに砂防ダムになっていたとは....。
下流側のこの減勢工も作り直したのでしょうね。
あちこちが真新しいです。

石積みダムはアースダムの次に歴史が古いダム。
コンクリートが高級品だった時代にはこれが最も強固でした。
堤体下流側の河川維持用水トンネルからは、ぱしゃぱしゃと
良い音を立てて水が流れ出していました。