真立ダム 見学 その5


天端に入りました。
ここまで来る人がまずいないせいでしょう。
真川と違い、この場所に立入禁止などの表示はありませんでした。
また、丸沼よりも天端の柵の高さが高いので
特に落ちそうだという危険は感じません。


天端中ほどに設置してあった唯一の機械。
排砂ゲートです。
ダム湖側には水位ゲージもありました。

機械はダム湖に細いパイプ一つでつながっています。
よく似たものはアースダムの取水設備で見たことがあります。


環境に配慮した茶色で塗られたボックスには
『ダム排砂ゲート操作盤』と書いてありました。


隣のボックスにあった表示です。
500kgの扉1門があるようです。
昭和39年(1964年)に付けられているので建設当初はなかったゲートです。


天端中央から下流側を見下ろしたところ。
堤体真下に細い水路が見えています。
そっくりな物を三滝ダムでみました。

排砂ゲートを動かしたらあの場所から水と堆積土砂が出て行く?

いや、構造から考えてもそれは無茶。
出てきたら堤体下流側に土砂が貯まる。
北陸電力の方に詳しいお話を聞きたいです。

ということでこれについても説明を受けました。

この下流側にある細い水路は雨水排水路だそうです。
堤体下に水がたまらないように作られているものでした。

排砂管路はこの地下にあるので見えないそうです。


天端を渡って右岸にやってきました。
左岸は階段が付けられていましたがこちらは特に改修された様子はありません。


右岸はこんな風に整備されていて移動することができます。


下流側に移動してバットレスを覗き込めるところに来ました。
天端から下がっているチェーンは何のためのものなのでしょうか。

これについてもお聞きしたところ
堤体の雨滴防止用チェーンだというお答をいただきました。

繊細なバットレスの横桁と扶壁を雨水が穿つことがないように
天端の水はこのチェーンを伝って下流側に流れていきます。
何もかもが細やか。

本当にバットレスは繊細な建造物です。


最下段まで覗き込みます。
コンクリートがまだところどころ新しい様に見えますがこれが結晶増殖剤です。
コンクリートのクラックの中に染み込んで補修してくれるという代物。

このように細かい繊細な補修がバットレスを守ってくれているのです。