丸山ダム 60th シンポジウム その2
八百津町ファミリーセンターの中のレストラン。
本日のメニューは丸山ダムカレーか新丸山ダムカレーの二択。
新丸山ダムカレーはご飯の量が凄いので
数人がかりで挑まないと無理だと思うサイズ。
レストランに入ったら頼んでいる人いるし…。
しかも一人でこれ食べようとしているし…。
い、いや、鹿野川ダムカレーよりはまだコンパクトかもしれないな…。
集まったダム仲間がみんながダムカレーを食している時
自分はレストランを抜け出してホールに来ていました。
ここで文献を見つけてしまったために
気になって気になって色々お話を伺っている時も
気もそぞろになっていたのです。
これ!!
今まで無い無いと言われていた丸山ダムの工事誌です。
ちゃんとあったし!!
建設省の工事誌と思って探していたから見つからなかっただけでした。
関西電力様が「丸山発電所工事誌」としてまとめられていたんですね。
盲点でした〜。
もう見つけてしまったからにはこれを読まない事には動かないぞ♪
ウキウキわくわく工事誌読み読み♪
竣工直後のダム湖と堤体の写真。
ぴっかぴか♪
読み進めて狂喜乱舞したのがここです。
最初の計画では丸山ダムはなんと14門のクレストゲートを備え
美しい曲線の堤体導流壁で水流を絞るデザインだったという!!
これって想像したらゲートが多いし
直線の小牧ダムのようなイメージですね。
そしてもしこのデザインで竣工していたら
一番似ているのは同じ日本発送電デザインの
耳川の岩屋戸ダムとそっくり兄弟だったかも!!
設計図から妄想してわくわくが止まらない。
しかし、庄川の小牧ダムや耳川の岩屋戸ダムのように
川幅が広く直線ではない丸山ダムのダムサイト。
堤体直下の洗掘が問題視されました。
そして海外技術顧問団(O.C.I)は
それまで日本のダムにほぼ採用例のない
特大のゲートがいいですね〜と。
特大のゲートってつまりローラーゲートっ♪
クレストローラーゲート♪萌♪
水理模型実験もたくさんして現在のデザインになったそうで
この、ダムの型式とかゲートに関する設計思想の記録って
読んでいてほんとにわくわくするのでお勧めです。