間歩谷ダム 見学 その3


天端に進みます。

綺麗に草刈がされた平らな場所。
ここにも桜が植えられていました。


そしてダム湖にあたる部分。
草と木がこんなに生えています。

山の稜線を見て普通ならこのエリアが集水域だなと考えたりするのですが
水が無いので不思議な感じがします。


天端を渡って右岸にやってきました。
草が茂っていて境界がわかりにくいのですが
天端はこんな風になっています。
ダム湖部分が1〜2m低くなっています。
それ以外、特に明らかな境界というものはありません。


せっかく登ってきたので隣にある神子畑選鉱場の跡地を見おろせるポイントに移動。
明神鉄道のトロッコ軌道の跡があるので平らな道です。
選鉱場の一番上の高さで山についている道です。

白いコンクリートの土台だけになってしまった選鉱場。
あの高さにグランビー鉱車の開場があった。
あの高さに浮遊選鉱機が並んでいた。

見ているとどうしても涙腺が緩んできます。


選鉱場から引き返して間歩谷ダムに戻ってきました。
右岸に残る明神鉄道の軌道をたどり上流に向かいます。

明延鉱山と神子畑選鉱場が閉山し操業を停止してから20年。
でもここは捨てられたわけではなく管理されている場所です。
草刈の後でもわかりますが周辺の木々もきちんと不要な分は伐採されています。


山から伸びているコンクリートの水路の遺構がありました。
上部は砂防ダムの形状をしていますが石積みで
中央は逆台形ではなく半円形に作ってあり古い時代のものだと感じます。


上流部に近づいてきました。
ダム湖でいうバックウォーターのあたりです。
水路がいくつも走っていますがいずれも細いものです。

最上流部にも石積みの砂防ダムのようなものが見えてきました。