紀ノ川分水 その4


黒渕取水堰堤に向かう道を下って行きます。
ちゃんと“黒渕ダム”と書いてくださっているのが嬉しい。

昔は発電用のダムは堤高に関係なくダムを名乗ってよかったので。
河川法では取水堰堤なのは間違いないですが
通商産業省(現・経済産業省)では発電のための取水堰堤は
“ダム”を名乗ってよかったので。

省庁再編の後、国交省と河川法の基準で
ハイダムとローダムの区別を、といわれるようになりました。


周囲の人の姿がないです。
日差しの中、時々鳥の鳴き声が届く程度。
それ以外は水音しかしないとても静かなダムサイトでした。


注意看板発見。
ここは今は五條市ですが昔は西吉野村だったところです。
市町村名張替え。


おおおっ!!!

電源開発株式会社・初代ロゴマークです。
出先でこれを見つけると四つ葉のクローバーを見つけた時のような嬉しい気持ちになります。
Electriic Power Development Co.,Ltd.の文字も好き。


天端は勿論、入れませんが横から写真を撮ることは可能です。
黒渕ダムは堤高13.50m 堤頂長37.40mです。


道路の方が高いので目の前、巻揚機。


鏡のような静かな貯水池。
西吉野第一発電所からの水が届いているはず。


右岸側のこの網場で守られているところが取水口。


少し上流から眺めました。
お水がとても綺麗です。
猿谷ダムからの水と自流分。


ゲートピアの上の巻揚機が鎮座する部分はトラス構造の桁です。


ローラーゲートは華奢な作りです。


ふと足元を見るとまたまた、でんぱつ様の初期ロゴマーク入り標柱♪
四つ葉のクローバーたくさん見つけた感♪


管理所は右岸側。
取水口も導水トンネルも右岸側ですから。
天端を渡って行くようです。


ローラーゲート下流側から見たところ。
やはり華奢な扉体でした。