紀ノ川分水 その3


坂本取水口から取水された水が最初に届く西吉野第一発電所にやってきました。
赤の丸印は尾根を挟んで下流にある黒渕取水堰堤です。


とても静かな山間の道を進んで到着しました。


電発様の看板と水圧鉄管です。


昔は「でんぱつ」のロゴだったのかなぁ…と思って想像していました。
「でんぱつ」のロゴ大好きなので。


フェンスの隙間から見下ろすと川面に立つ
西吉野発電所の建屋が見えます。


水圧鉄管の上の方、上部水槽付近を撮ろうとしたら
橋が架かっているのに気付きました。
県道の橋かと思われます。
そして上部水槽はもっともっと高い所にあるようです。


西吉野第一発電所の全景です。


水圧鉄管の上に広くなったスペースがあり
そこにあったのがとても嬉しい発電所の概要を記した説明板です。


説明板、嬉しいよぅ♪♪
しっかり読ませて頂きます。


まず書かれているのが“十津川・紀の川総合開発事業の発電事業に参画”の文字。

吉野川上流に2ダムというのは津風呂ダムと大迫ダムの事ですね。
5頭首工というのは西吉野頭首工から始まって紀の川河口までの間に設けられた
小田頭首工、藤崎頭首工、岩出頭首工、諸井頭首工等を示していると思われます。
最下流には国土交通省の紀の川大堰があります。

ホントに壮大な計画です!!

電発様のこの発電所と導水路がどれだけの重責を担っているかがわかります。


西吉野第一発電所と第二発電所のスペックです。
有効落差231.0mに萌え♪
猿谷ダムのバックウォーター近くからそんなに落差あるんですね。


猿谷ダムの説明板ではワープになっていた
導水路の詳しい図説もあります。


坂本取水口からここに届いた水は水車を回して電気を生み出した後
下に流れている大和丹生川に放水されます。
その水を貯めるのが尾根の向こうある黒渕取水堰堤。
黒渕取水堰堤からの水は導水路で西吉野第二発電所に向かい
またまた電気を生み出した後、西吉野頭首工に届きます。


尾根を越えて黒渕取水堰堤に移動してきました。
ここは少し遠いですが西吉野第二発電所への導水路がちらっと見えます。


ここから西吉野第二発電所に水が向かいます。