川迫ダム 見学 その2


天端は当然立ち入り禁止ですので頑丈な鉄門扉で締め切られています。

でも柵にすり寄る事は出来るのでそこからじーっと堤体を愛でる。


ラジアルゲートのゲートピアも完璧なブロック積み。


しかしブロック積みだから布積み石張りダムと違って
見慣れなくて不安になる。


こんなに綺麗に詰めるのだから
クラシカルに布積みにしたほうが良かったんではと思いますが
それはビジュアルだけの話なので。

しかしこのブロック積みのせいで
川迫ダムってコンクリートブロック積んで造ったダムじゃないのかという
疑惑が出るのも分かるような気がする。

もしそうだとしたら凄い事で
日本では確認されていない空石積み貯水ダムと同義になるので
重要文化財になってもおかしくない。

実際は本河内低部ダムと同じくこのコンクリートブロックは型枠なんだと思います。
だから布積みでもブロック積みでもあまり差はないのかなぁと。

とにかく見慣れないので色々考えてしまう。


天端の幅は狭いです。
あまり大きなものは運ぶのが大変そう。


量水板は透明度が高い水なのでよく見えていました。


九尾ダムと同じく堆砂が進んでいます。
上流に崩壊地があるのでしょう。
日差しの下、青々とした水と真っ白な砂が目に痛いほどキラキラしていました。


向こう岸を見ていると何か建物が見えました。
管理所は今、自分がいる右岸にあるので何なのかなーと
カメラの長玉を望遠鏡代わりにして見てみると・・


こんな建物です。
割と新しい建屋に見えます。
なんだろう?