川迫ダム 見学 その3


最大ズームで見ていると水利使用標識発見。

弥山川・・・
あ、もしかして
ここ、弥山発電所?


天端の鉄門扉の横にあった注意書きです。


天端を渡って左岸に行くと弥山発電所に行けるようです。

川迫ダムは昭和15年に宇治川電気が開発し
日本発送電に管理が移り、その後、関西電力が引き継いだ古いダムです。


これは日本発送電と関西電力にお勤めになっていた方から頂いた
日本発送電記念写真帳の中にあった図です。

弥山の名前が載っていました。
川迫川の水は古くから開発されていたのですね。


堤体を綺麗に眺められる所をうろうろ探します。


ラジアルゲートは1門です。


そして日差しを浴びて白飛びしていますが
しっかり関電ブラックゲートでした。


コンクリートブロック積みが綺麗に見えます。

ラジアルゲートの上を通る天端橋梁に上がる階段部分。
お洒落な意匠があります。


ダム湖上流には堆砂対策で引き揚げられたのであろう白い砂が山になっていました。

日差しを浴びて堤体を眺めながら
こんな山奥にダムを造るなんてすごく大変だっただろうな
コンクリートブロック型枠で造られたダムって他にどこにあるのかな
などと思いを巡らせていたのでした。

 

注意が必要


川迫ダムの先は酷道マニア向けの
落石も普通にあるワインディング。
隧道にはこんな看板もある。


そしてこんな崩壊地の下の砂防堰堤群も見られる。
燃料だけでなく路面状況に注意して進む必要がある道路ですので
行く方は注意してください。