小匠ダム 見学 その2


隧道を通りぬけます。
少し先で舗装はなくなってダートになっていました。


舗装が途切れたあたりから振り返るとこんな感じで見ることができます。
堤体上流面に隧道を塞ぐスルースゲートがどーんと設置されています。


洪水時にはこのゲートが降りて隧道を塞ぎ
水位をあげることができる設計です。

普段水を貯めない防災ダムもいくつか見てきましたが
こんなに独創的な防災ダムは見た事がありません。


スルースゲートなのでゲートが収まる戸溝や扉体にローラーはありません。
早めに閉めておき、水が退いてから上げるなら水圧かかりませんから
ローラーゲートにする必要はないです。


堤体の上流面を見たくてダートを歩きますが木が茂っていて全然見えません。


木の枝の隙間から三脚立ててSIGMA ZOOM 70-210mm 1:4-5.6 UC-Uに
付け替えてゲート部を狙いました。
屋外でレンズの付け替えができるようになった…。
自分としては成長しているな〜と思うのですが世の中では当たり前のことですよね。

いや、それはともかく

こちらから見ると構造がわかりやすいです。
現在、このローラーゲートは少しだけ開いた状態。

洪水時のゲート操作の順番は不明ですが
隧道のスルースゲートとこのゲートが下ろされたら
ダム湖の水位はあがります。

そして設定水位以上に達した場合はゲートの上から越流するように
非常用洪水吐が造られているように見受けられました。