北山第1〜第5ダム 見学 その4


15mもある贅沢幅の第1ダム天端の端までやってきました。


下流側に桜です。
桜をたくさん植えたくて
でも堤体に樹木はよろしくないということで
とびきり天端を広くして桜が植えられるように
スペース造ったのかなぁと現場で思って見ていました。


何やら階段と看板があったので近づいてみると
この上にある地蔵堂の説明板でした。

水分地蔵について

 天長年間834年(今より約1134年前)、弘法大師が鷲林寺を建立された頃、
通路となったこの北山のふもと(ここより20メートルほど下)がわの自然石に
地蔵尊像がきざまれ、水と子宝の恵み地蔵として、里人の信仰が厚かったと伝えられております。

北山ダム築造のため、昭和42年3月7日に地蔵尊と境内にあったその他の
碑石とともに、この地に移したものです。(堂宇の向きはそのまま)

と、記されていました。


階段を上がって地蔵堂に来ました。
するとここにも説明板が。

地蔵尊像について

 自然石にきざまれた当初の地蔵尊像は、
明治の末、何人かに切り取られ、紛失しましたが、
尊霊はそばにあった自然石に移った事を信じて、
信者は今だ、その自然石を水分地蔵として信仰しております。
(中央の自然石がそれで両側の地蔵は信者が寄進せるもの)

内容が内容なのでびっくりしました。


更に横には巨大な石碑が。
魚貝塚とありますがダム名碑と同じ方の筆で凄く字がカッコよかったです。


地蔵堂を離れてバックウォーターに向かいます。


くるっと一周できそうな事が最初に見た説明板にあったので
それを信じててくてく。


こんな感じの道がずっと湖岸に続いています。


沢からの水も豊富です。
雨の後に来ているので豊富だったのかもですが
濁りがないのに驚きました。


観音川からのルートは中々の水量。


量水堰的ななにか。
スクリーンでゴミの流入をブロックしています。


更に進んでいくと視界が開けてきました。


写真の左からが観音川の水かと思われます。


来た方向を振り返ったところです。
足元のマンホールは西宮市らしく甲子園柄。


観音川沿いに進んでいくと県道に出てきます。


こんな感じで貯水池一周というよりは
貯水池の横は半周という感じですね。