毛馬排水機場 見学 その3


まずは赤い扉に「毛馬こうもん」の文字で大変目立っている毛馬閘門。
←で示しているのは閘門を使用するときのルートです。
当たり前ですが船が一方通行という訳ではありません。


2005年に初めて見学に行った時に遭遇した閘門操作の様子です。


これが閘門が開いていない状態です。


閘門後扉が開きました。
これで閘門の内側の水位が上がり淀川の水位と同じになるまで待ちます。


淀川水位と同じ高さになったところで閘門内に船が入ります。
ここから今度は大川の水位と同じになるまで水位を下げます。


大川と水位が同じになったところで閘門前扉が開き
船が大川に向けて動き出します。



続いて毛馬閘門と排水機場の間の毛馬水門です。
←で示しているのは水の流れです。


毛馬水門を淀川側から見たところです。
大川の始点です。


先ほども登場したこの図ですが
毛馬水門からこの図の中央の☆印までの区間は
毛馬水門が淀川から水を取水していることで水位が維持されています。

供給されている水は70〜110t/sです。


洪水だけではありません。
渇水もあります。

渇水時は40t/sをベースにフラッシュ放流という技を使って
河川環境が悪くならないように工夫されています。


フラッシュ操作のグラフです。
大阪湾の潮位に合わせて放流量を調整し
河川の水が淀まないよう工夫しています。