蹴上発電所 公式見学 その4


説明を聞き終えて変電所から出てきました。
目の前には現役の第三期発電所に送水している水圧鉄管の分岐部。

気になっていた現在の落差ですが33.74mだそうです。
蹴上船溜から南禅寺船溜までの36mととても近い値でした。


そして目の前に
第二期発電所建屋が
登場したのに
なんで私はこんなにフレア満開写真しか撮れていなかったのかっ。
後光さしていたことにその場で気づけよと。

ほかの見学者の方のカメラを邪魔しないようにと
後ろばかり回っていて墓穴を掘りました。

でもいいの。
後光さして神々しいから。


細かいところはぬかりなく撮っていたんですが。


そして側面に回って送電線引き出し口を狙っていて
こちらでもフレアに苦しめられました。
太陽の位置がほんとに微妙で。


そして用意されていた素敵な記念写真ボード。
あっという間にできる行列。

ご夫妻で撮る方、ご友人同士で撮る方、私のようなぼっち
関西電力の社員の方がどんな撮影機材でも
サクサク使いこなして記念撮影をしてくださるので安心。

イスラエルの空港職員のような能力の高さに見ていて感心してしまった。
いや別にイスラエル行ったことないけど。


続いて現役の第三期発電所に移動する前に
水圧鉄管の上で説明をいただきます。
このビューはやっぱり迫力あるので
今回の見学会開催に先んじて行われたプレス向け内覧会で
あちこちのTV、新聞で一番使われていたアングルになります。


第二期発電所には5基の水車と発電機が設置されていたのです。


この後に見せて頂いた第三期発電所構内に在った説明板の図から。

第二期発電所の水車には水圧鉄管からこんな形で送水されていたのです。
○印のところが壁に空いていた穴です。

見学会の前に柵の外から横っぱらを見ていましたがここからは見えないので
やはり最初に外周から見て情報を得ておいたのは正解だったなと
説明を受けながら密かに笑っておりました。
怪しい奴。


そしてこれだけは見学会に申込まないと絶対に見られない
現役の第三期発電所の建屋内。
水車と発電機の見学です。


さりげなく置かれているのは土木学会選奨土木遺産のプレート。
『琵琶湖疏水の発電施設群』ということで。


そして見学時は運転していなかったのでシーンと静まり返っていました
縦軸フランシス水車ー♪
凄い年期入ったデザインですね。

今ではこの一番上の層に床を設けたりして
下の部分は床板の下に隠されていたりするということで
上から下まで全部どーんと見えるこのビューも
古くから活躍している発電所の証ですね。


ちなみに隣の発電機はお休み中。


そしてふと振り返るとなんで見えない方に向けてあるんだろうか
古い説明板があったので必死で撮ろうとしましたが徒労に終わる。

「あ、それはもう古いものなんでー」
「古いものには色々貴重なデータがあるのでー」

関西電力の社員の皆様を困らせてしまわない程度に粘る。


「ああっ!!こんなところにも貴重なパネルがっ」
「あ、それも古いものなんでー」
「いやいやいやいや!!凄い写真とかあるじゃないですかっ
さっきのスライドに出ていた写真もあるじゃないですかっ
ここは写真撮ってもいいんですよねっ? ♪撮らせてくださ〜い♪」


これは第一期発電所の内部写真だっ!!
ものすごい数で発電機が並んでるから間違いないっ

数字が古くなっているから隠してあるのかもしれませんが
この説明パネルはぜひとも見学日には並べて公開してほしい。
古い数字のところはテープで隠してもいいから
この貴重な写真とデータの数々を現場で見たいっ!!


と、窓の外を見るとこんな素敵なアングル。
下で見るより水圧鉄管と第二期発電所建屋の全体図が
綺麗に視野に収まって見えることに気づきました。