蹴上発電所 公式見学 その3


正門にむかって、てくてく歩いていると敷地境界の鉄柵に立派な説明板がありました。

うわこれいきなり凄い写真使ってるなっ♪
すごいすごい
ばっちり説明されている


こちらは第二期発電所の説明です。
有名な扁額の『功天亮』の説明もありますね。


そして現存しないのでミステリアスな第一期発電所の貴重な内部写真と
第三期までの変遷が書き込まれた年表。
ぷらっと来て、柵の外から眺めているだけでも
こんなにしっかり情報を得られる、勉強できる環境、素晴らしい。


琵琶湖疎水には第一疏水(8.35m3/s)と第二疏水(15.3m3/s)があること。
両方の水を合わせて蹴上発電所に送水する仕組みがあること。
この模式図が分かりやすいです。

でも…
このルートを見ていたら…
墨染発電所まで行かなくてはならない気持ちになる。
今度見に行こう。


正門に到着。
まだ20分も早いけど。


とりあえず撮らねばと表札撮っていたら横の通用門が開いて声をかけられました。


申し込み用紙と氏名を照合して入構証を頂きました。NO.5。


正門入ってすぐのこの広いスペース。
バラの花のような杉ぼっくりがたくさん落ちているので
見学者の奥様たちに人気。

すっくと伸びている年代物のヒマラヤスギ。
その足元にあるのが…


『水力発電事業発祥之地』の石碑と『IEEEマイルストーン』の記念碑です♪


おおおおお。
これが!!
これがIEEEマイルストーン認定の記念碑♪

国内はもちろん海外からも認められる水力発電の聖地・蹴上。


ぞくぞくと見学者の方が集まりまして
定刻になりましたので正門広場から移動します。


まず向かったのは変電所です。

こちらの建屋の中で蹴上発電所と琵琶湖疎水について
まずスライドで説明をいただくのです。

この建屋内はカメラ禁止なので
説明を受けたスライドももちろん撮影禁止。

なので必死に見る。
必死で覚えようと頑張る。

印象深かったのはやはり第一期発電所の内部写真と
発電機をつぎつぎ増設した結果、周波数をはじめ色々ばらばらだった時代に
それぞれの発電機から別々に電線が伸びていて
電信柱が魚の骨みたいになっていた写真。

琵琶湖疏水の初期の計画では疏水の水を水路で引っ張ってきて
動力源としての水車を配置する案だったけれど
それを取りやめて発電所にすることにしたというプロセスが
一番へーっとなりました。
ミルオーナーが発電所オーナーに変わった感。