川俣ダム 見学 その2

管理通路の屋根の上は滑りにくいようにしてありました。
しかし注意して見ると所々に滑走防止フェンスが斜めに設置してあります。

「やっぱりこの辺りはかなり雪が降るんですか?」

「温暖化で大分少なくなってきたけどそこそこ降りますよ。
この遊歩道もその手すりの高さ位まで雪で埋まりますからね」

「こ、こんな積るんですか」

とことこついて行きながら足を引きずっていました。
前日に少し膝を痛めていたので庇っていたら反対の足に靴ずれが出来かけていたのです。

「足、どうしたんですか」

「ちょっと靴ずれが出来てるみたいなんです
でも大丈夫です!
ちゃんと渡らっしゃい吊橋まで行って鐘を鳴らしてきます♪」

折角来たのに堤体下流面を真向で見られる“渡らっしゃい吊橋”に行かなくてどうするのかと。
気合を入れましたが足は痛い。


下って行くと霧が晴れて堤体が姿を現しました!

「ぅわぁぁ!! カッコぇぇ〜!!」

思わず叫んでしまう美しさ。

去年のダムフォトコンテストにエントリーされていた方の写真と同じだぁ
あの人の写真凄かったよなぁ
あの人の写真見て絶対、川俣様は見ておかなきゃって再確認したくらいだもん
ここから撮った写真だったのかぁ〜

日本ダム協会様が一年に一回開催するフォトコンテストで素晴らしい川俣ダムの写真を見たのです。


更に下って行くと堤体の向こうに渡らっしゃい吊橋が見えました。
皆さんの写真で見るともっと離れているかと思っていたのですが
予想以上に堤体に近いので吃驚です。

あ、あそこから堤体真向を拝めるんだ
行きたい行きたい行きたい〜
早く真向見たい〜


どんどん下って行くと通路にくるりと囲まれたスペースに何やら石碑が。
慰霊碑は駐車場の横にあったので、これは何かと目を凝らすと竣工記念碑でした。
通路を回って行くと裏もちゃんと読めるというレイアウトの良さです。


そして遊歩道はそのまま川俣ダム広報館に繋がっています。
良い道順ですね。
ダムのことを勉強してから天端や吊橋に進むことができます。


中にあった全体図です。