柿原水源地第二貯水池堰堤 見学 その3


しかしこの苔むした扶壁と堤体は物凄く被写体として魅力的。

コンクリートマニアにはこの古色蒼然とした感じがたまりません。


堤体に扶壁は7面(扶壁を面と数えるのが正しいかは不明。枚?本?)あります。


砂防堰堤で言うところの水通し部分の下にこのように並んでおります。
なので越流した時はこの扶壁の上と横にお水がさらさらさらと流れるんですね。


この川底に至るまでのコンクリートの段々は大井ダムに通じるものがあるなぁと
うはうはしておりましたが大概な出水も経験しているようで
ぶっ飛んだコンクリートの塊が鎮座していたりします。

右岸から愛でた後、また移動して左岸へ。
この日、右岸と左岸を何往復しただろうか。


洗い堰の横から登ってくると左岸下流から近づけます。
藪が茂りまくって居るのが難点。


藪をかき分け枝を落とし、つる草を片付け辿り着きました。
足元は川です。
川には入っていません。
近づけるのはここまで。


しかしこの段々は色っぽい。
荒れているんですが頭に“廃”にチャンネルを持っている私のようなものには
物凄い魅力的。

まぁ、“廃”のチャンネルも人それぞれですが。
私は人の気配がない土木・建築を愛でられる“廃”が好きなので。


出水時にはこの段の上を複雑に水が走るんでしょうね。
それを想像するとまたまたうはうは♪