柿原水源地第二貯水池堰堤 見学 その2


コンクリートの水門に錆びついたハンドルの軸。
うーん。
なんのゲートかな〜。


これは更に不明。

しかしあんまり堆砂していませんね。
出水の時に堤体に押し寄せた流塵流木が水位低下した後に
堤体の基部に溜まっただけという感じです。
取水塔もほぼ根元まで見えていますし。


すこし下流側にずずっとカニ歩き。
下流面に見慣れないものがならんでいます。

来た道を少し戻って川に降りる道というか人が通ってできた踏み跡をたどって下ります。


川の横から藪こぎをしてていた直下に辿り着きました。
川面に向かって大きく不規則に段が並んでいます。


直下に到達。

薄い薄い堤体を支えるこの扶壁。
この堤体がバットレス型と呼ばれる由縁です。

貯水ダムとしても堰堤としても堤体積が少な過ぎ。
その為に扶壁が付けられているのかと思います。

横桁なしの扶壁のみ。

スラブ式バットレスではありません。
これは扶壁付砂防堰堤。
だけど貯水堰堤として活躍した堤体。


水叩きに当たる部分はこのように長くなっています。
両岸は石積み。


で、水叩きの下はこのように不規則な大きな段が造られています。
川の中央が低くなるようにしてあるので越流した水は中央に誘導されるみたいです。


減勢はこの階段状のコンクリート段々で成されるみたいですね。

少し離れた川の底に円筒状の吹き出し口があって
お水がわんさか出ています。
左岸よりで取水塔側なのでこれが貯水池から取水された水ではないかと予測。
そして撮ったお水は直下流の取水堰洗い堰の導水路で浄水場に到達していたのかなと
現場で色々考えておりました。