柿原水源地洗い堰 見学 その2


ふたつある説明板のうちのひとつは隣にある急速濾過池の説明でした。

読んでみると極めて珍しい産業遺構であることが解りました。
これと同じものは京都の蹴上にしか残って居ないという急速濾過池。


フェンスの向こうに鎮座している大きな円筒形コンクリートが貴重な産業遺構
「J・L式急速濾過池」なんだそうです。

現在地は宇和島で最初に造られた柿原浄水場の跡地です。
これらの設備は大正11年から計画され大正15年に竣工しました。
凄い近代的な施設だったのですね。

現在の柿原浄水場は須賀川ダムの直下にあります。


これは当日、このエリアの見学をした後に水道局に伺って頂いた古いパンフレットです。

今はフェンスの中に円筒形のコンクリートしか残って居ないこの急速濾過池には
立派な建屋がありその中にこんな風に収まっていたのだとパンフレットの写真で確認ができました。


濾過池跡から水神橋まで戻ってきました。
正シ川上流に向かいます。


いきなり古い門が登場します。
チェーンできっちり施錠されています。
門柱の横を通ってパスします。


いきなり目の前に石積みの堰堤が登場!!
これが洗い堰です。

こ、この石の積み方はなんていう積み方だったっけ?
え、えーと布積みじゃない事は解るけどっ
谷積み?追掛積み?

とにかく石積です。