神通川の砂防施設 見学 その2


砂防堰堤上流面。

いや
これは
未だかつて見たことのないタイプなので
なんとコメントしていいか
暗渠・・・
暗渠型・・・

でも出水時の痕跡でしょうか
中央の暗渠の間に巨礫がたまっています。


両岸が高く中央が低くなっています。
天端は自由に通行できます。
新穂高ライトアップの一環なのか篝火スタンドがいくつか並べられていました。


下流面を右岸から見たところ。

これは〜
やはり橋だよ。
橋にしか見えないよ。

橋って出水時には流木とか橋脚で捕捉してしまって
上流水位を上げてしまったり落橋したり破壊されたりするけど
これは堰堤だからむしろ捕捉することが目的だし
捕捉しても壊れないだけの強度を持っているから役目を果たせるわけか
逆転の発想だな〜。

素人なりに考えてみる。


天端中央辺りから上流を見るとこんな風景が広がっています。
かなりの上流部であるにも関わらず広い河原で岩ごろごろ。
そして奥には冠雪した穂高岳。
絶景なんですが行った時間が悪かった。
実はまだ日が昇っていません。


この大きな暗渠が災害時に頑張るんですね。
いや、むしろ平時に美しい水を途切れさせることなく通過させるのがお仕事か。


地獄平砂防堰堤

堤高:14.5m
堤長:166.8m
天端幅:4.0m
暗渠:5.5m×5門

非常に変わり種の砂防堰堤です。
新穂高ロープウェイに行く途中で見ることができますので
立ち寄って見て頂きたい面白い砂防堰堤でした。