神通川の砂防施設 見学 その1

2009/10/29 更新

2008年の年の瀬に砂防をwebで調べていた時に見つけて
とても印象に残っていた為に今度、機会があったら見に行こう♪
と決めていた神通川の砂防施設を見に行ってきました。

神通川の・・としていますが
正確には神通川の上流の高原川のさらに上流に在る
穂高連峰を水源とする蒲田川にある砂防施設です。
直轄砂防事業でいくつも砂防堰堤が築堤されています。


奥飛騨温泉郷、新穂高ロープウェイに続く
真新しい道路から旧道に入って川沿いに進むと
目指していた砂防堰堤に到着しました。


砂防堰堤の横には未舗装ですが広くなった場所があり
遊歩道で砂防堰堤まで行けるように整備されていました。

「望岳の心」の碑は何なのでしょうか。
「望郷の碑」みたいな雰囲気ですが。謎です。


主役の説明板。
今回見に来たのはこの地獄平砂防堰堤です。

凄い名前ですが地名なので。
堰堤自体は大変綺麗なのです。

神通川水系蒲田川流域において、洪水時に硫化する土砂の調節と
活火山焼岳の噴火に伴う火砕流・泥流を抑制する5門の暗渠を有する
大暗渠砂防堰堤です。

中小洪水時や平時には水と土砂は暗渠を通して下流に流し、
大規模な洪水時に堰堤上流に土砂を堆積させ、流出する土砂を抑制します。

という説明が。
変わり種ですね。
暗渠砂防堰堤という言葉自体初めて聞きました。


誰がこかした。
大事なお知らせがこっそり説明板の後ろに。

「雨の場合は洪水の恐れがありますので注意してください。」


見下ろせる場所から地獄平砂防堰堤を見たところ。
パッと見たら美しい石造りの橋に見えます。
誰がこれを防災に関わる砂防堰堤と思うだろうかというデザイン。