本河内低部ダム 見学 その3


左岸側の盛土の段を上っていきます。
とても自然に造られているし芝生でコーティング。
大きな木はもともと生えていたものを移植したのかな。


段をあがっていくと気になるのはやはり左岸の道路の桁。
堤体すれすれ。
どれだけ土地がないのかよく分かる。
左岸の洪水吐水路の上にかかる主要バイパス道路です。


よくこの位置で作ったなこの道路。

この位置しかなかったというのが正解か…。


そして段々盛土をあがってくると堤体も別の顔です。
桜にベンチ。

普段は非公開水源ですが
期間限定で公開されることもあるのかな。


桜が咲いたらどれだけ美しいだろうかと思わせる積みです。

風格が半端ない。


洪水吐水路とバイパス道路。
ホントにスペースなかったんだなー。


洪水吐上端です。
渡れるように橋もかかっていますが
左岸側から天端に入れるように門扉もありますが
ここは閉められています。

ちなみにこの橋は日本で初めて作られたRC橋。
土木遺産級の橋。


洪水吐に越流してきた水が水路中央に集まるように
真新しいコンクリートブロックが増設されていました。


そして堤体に至近距離。

なんて美しい造りでしょう。

バルトンの系譜
英国の風

天端高欄と堤体の間に施された歯飾り(デンティル)。

歯飾りの下には遊離石灰の白垂れがあります。
本河内低部ダムの下流面の石積みは天然石ではなくコンクリートブロックなのです♪


現場にある説明板にもきっちり記載されています。