日吉ダム取材見学 その3

説明のためにお越しになっている水資源機構の方に名刺を渡して御挨拶。
そしていきなりあれこれ質問を始める自分。

「先日、入手した資料で扉体圧着式ラジアルゲートという物を知ったんですが
最近は摺動式ラジアルゲートが多いですよね。比奈知とか」

「圧着式と摺動式はゲートの条件で選ばれるんですよ。最近のダムだから摺動式とは限らないんです」
「え、そうなんですか。やっぱり水深とか色々設置環境が関係してくるんですか」
「そうですね。扉体圧着式はラジアルだけではなくてローラーゲートでもあるんですよ」
「えーっ!!」
「この近くだったら青蓮寺がそうですね」

と、夢中になってお話を聞いていると撮影しますから来てくださいとの声。

ごめんなさい。


遠くから呼ばれたので行ってきます。
さんちゃん様がいらっしゃるから私はいらないと思いつつ。
多分さんちゃん様の知り合いだからということで
TV局の方が気を使ってくださっているんですね。
まぁ、頭数って事で。


減勢工の横に張り付いてクレストゲートを見上げながら
カッコいいなぁ〜とダムについてしゃべっている時です。


いつも来るたびに出ているジェットフローゲートの方から作動音。
思わずTVカメラの後方に控えていた水資源機構の方の方を見ると
小さく頷かれましたのでカメラをスタンバイするや否や


小放流設備から水が出始めたのです!!

「うわははは!!ジェットフローゲートから放流やっ」
撮影無視。完全無視。

レポーターの たつを様 にも
「あ、何で(ダムに来るのに)カメラお持ちじゃないんですか」
「携帯のカメラで撮りましょうよ!」

と、半ば無理やり撮影を強要する。

配慮しろよ。


「今、これ何t/sですかー」
「0.5t/sですよ〜」
TVカメラの後ろにいる機構の方に放流量を聞く私。

TV局の方、欲しい絵が撮れないばかりか
無茶苦茶にする私に肩を落としておられました。
こんな奴に撮影同行させるんじゃなかった…とため息が出ていたかも。


さんちゃん様が たつを様 にダムカードやダムグッズを見せてダムの魅力をアピール。
さぁ、ダムカード欲しくなってきたでしょうか。


レポーターの たつを様 が水資源機構の方から直々に説明を受けておられます。


そして再びインフォギャラリーへ。
ここで たつを様 がダムカードを実際に貰うんだそうです。


日吉ダムでは管理所の他、左岸の日吉ダムビジターセンターと
ここ、インフォギャラリーの3か所でダムカードを配布しています。
陽の高いうちに来ればどこかで必ずもらえる仕組み。


日吉ダムは本当にいろいろイベントを企画実行してくれるダムなんです。
このインフォギャラリーではなんと全国初の「堤内結婚式」が行われたこともあるんです。

堤体内にギャラリーを持つダムならではです。
うーむ。
では石井ダムもやりませんか。
どなたか神戸市を守る白亜の城塞・石井ダムの堤体内ギャラリーで結婚式されませんか。

流石に横山ダムや井川ダムで結婚式は無理でしょうねー。
空間が荘厳すぎて花嫁さんを食ってしまいそうだし(← 妄想も大概にしろと)。


そしてダムカードをもらった たつを様は インフォギャラリーをさらに奥に進んでいきます。
奥にはゲート室があるんだよなーと思いながら私が張り付いていたのはプラムライン室でした。


いつもここからゲートを間近に見られます。
といっても、この位置からはゲートの油圧シリンダーが見られるだけで
扉体は見えないんです。


こんなかんじ。

折角なのでゲートにお近づきになりたいという事で
TVカメラがゲート室に入ることになりました。

機構の方がヘルメットを準備です。
私の分もありました♪
やったやった♪