一ッ瀬ダム 見学 その5
「足は大丈夫ですか」
「ちょっと壊れてますが行けまーす」
「・・・。」
「行けまーすっ!気合と愛でいけまーすっ!」 ←必死でアピール
「時間かかりますよ」
「はーい。今日は一ツ瀬様の為に体力ばっちり温存です〜」 ←ホントに必死でアピール

という事で別に安全帯は必要だと言われたわけではなかったんですが
十分気をつけますという意思表示をしなくてならぬ!と自主的に装着して
来客用ヘルメットをかぶって一ッ瀬キャットウォークに入れて頂く事になりました。

少し高さが違うだけでも表情が凄く変わるのです。
どんどんスキージャンプの足元に近づいていきます。

案内をしてくださった管理所の方。
慣れておられるので足が速い。
私は写真撮ろうとするしおっかな吃驚なので遅れまくる。

上段キャットウォークと下段キャットウォークの分岐です。
この水路の下をくぐるのですが、この辺りでもうすでに
アドレナリンがどーーーーーっと出ていたと思います。
重力式ダムの足元に行く時に
ロックフィルダムの足元に行く時に
こんな緊張感は湧いてきません。
圧倒的な安定感がある巨大建造物の中でも
アーチダムは全く別世界の建造物なのです。
マクロでみれば
横に在るのは分厚いコンクリートの壁で微動だにしない質量をもっている壁。
でも壁の向こうに在るのは1億5000万tの水。
そこに付けられた水路を支える脚はアーチのカーブとあいまって
不思議な形状になっています。

プレキャスト型枠で作られたものでは絶対に出せない造形
ワンオフ物。

と、水路の下に入ってきた時に視界に飛び込んでくるのがこの真っ白な巨大アーチ。
足が止まりました
その迫力に声も出ません
まだ足元は地山の上です。
堤体に踏み出していません。

こういう場所に立っているのです。
我に返ると先を行く九州電力の方が
心配そうに大丈夫かな〜?
と、私を見ていました。
ごめんなさい。
興奮しすぎ。