畑薙第二ダム 見学 その2
フェンスで仕切られたダム湖側から堤体をじーっと眺めます。
クレストの洪水吐はラジアルゲート3門。
中空重力式につき物のタコ足はこれだけ水位が高いとちょびっとしか見えません。
そしてこちら側にスペックを紹介した図入り看板の類が全然ないので詳細が現地で不明です。
こちらからしか眺められないとやっぱり寂しいです。
周辺をうろつく時間まではさすがにないのでしばし見とれた後、集合場所の畑薙第一に向かいました。
OFF会二日目、南アルプスの新緑と清流と土砂崩れをたっぷり堪能した後
帰り道にみんなで畑薙第二に立ち寄りました。
昨日、来る途中に畑薙第二に立ち寄ったNAUTIS様から下から見上げるポイントがある事と
クレスト放流していたという情報がもたらされたからです。
それを聞いてからもう頭の中は畑薙第二畑薙第二と畑薙コールでいっぱいでした。
雨がぱらぱら降る中、畑薙第二を下から見上げるポイントに到着。
堤体のすぐ下流側にある赤石温泉・白樺荘というところから細〜い道があるのです。
しかし知らないと絶対見落とすと思います。
先導してくださるNAUTIS様が耳を澄ませてにこっと笑われました。
耳に届く水音。
放流しているようです!
雨に打たれつつ滑る道をごそごそ進んでいくと川面が見えてきました。
なんて綺麗なブルーグリーン!
新緑の向こうにこんな水を見るともう大変です。
アロフェン大量含有♪
さらにごそごそ進んでいくと堤体の下のトンネルが見えてきました。
どんどん水音が大きくなります。
そして絶景ポイントへ!
やったぁ!
クレスト放流だあっ!
お天気はあいにくの雨ですが新緑がこれだけ美しかったら文句は言いません♪
開いているのは2番ゲートが少しだけですが下流側に流れ落ちる水は4本。
スキージャンプ式に見えないこともないですが変わった堤体デザインです。
減勢を堤体の下部で行っているのでしょうか。
この形で下部に発電所が入っていると群馬県の薗原ダムに似ている気がします。
畑薙第一のような美麗発電所一体型はなかなかありません。
そして本当に少しだけ開けているであろうクレストゲート。
綺麗なアームの位置から推察するにテンターゲートですね。