畑薙第二ダム 見学 その1
2006/5/9 更新
2006年5/6〜7、ゴールデンウィーク最終日。
第五回 Dam Web Ring OFF会
『南アルプス天然水 大井川源流を求めて』に参加してきました。
今回のOFF会は大井川の源流にある難攻不落のダム二基
中部電力・赤石ダムと東京電力・田代ダムを主役にすえての集まりです。
しかし
実は自分が赤石ダムと田代ダムよりも期待していたのが
畑薙第一・第二の中空重力式兄弟でした。
長島ダムと井川ダムまで見ているのに畑薙を見ていないというのは
Dam Web Ringの皆さんの中でも少なかったのかもしれません。
直前まで参加できるかどうか不明瞭だったので
もし参加できなかったら今年、2006年7月の『森と湖に親しむ旬間』で
長島ダムが全国の主役になるのでその時に畑薙兄弟を落とそうと思っていました。
しかしダムの神様がお祈りを聞いてくれたので参加できました。
(正確には職場の上司が希望の休みを聞き入れてくれたので)
OFF会当日のam 1:00まで仕事場から出られず
自宅を出発したのがam 2:00という殺人的なスケジュール。
それでも行くぞ大井川。
真夜中に名阪国道から東名阪、伊勢湾岸、東名とぶっ飛ばしてやってきました静岡県。
道中、芝桜があまりにも綺麗だった長島ダムもじっくり見ている暇がない。
ああああ。こんなに綺麗なのに。ジェットフローゲートから放流しているのに。
ごめん。今度、“森湖”で愛でるから。
今日はパス。
この時点でam 6:30。集合時間はam 11:00
集合場所の畑薙第一ダム左岸まではワインディング28km。
余裕と思われるかもしれない距離ですが実は土砂崩れで通行止めが多発するこのルート。
2年前に井川ダムに行った時に味わった恐怖は脳裏に焼きついています。
もし土砂崩れがあったときは60km近く東に回りこんで迂回しなくてはならないのです。
それを考えると全く心にゆとりがありません。
結果的に土砂崩れや通行止めはなく順調に進んでいけたわけですが
現地に辿り着くまでは全く油断ができない道行でした。
そして長島ダムから24kmほど来た所でお目見えしたのが畑薙第二ダムです。
畑薙第二ダムは堤体の横がトンネルになっています。
トンネルをくぐってすぐ左側(西側)に広いスペースがあるのでそこに駐車。
ここまできたら安心と堤体を見に行きます。
ダム湖側右岸より。
朝日がまぶしいです。
ダムの名前が書いてあるのかと思って近寄ったら
「東河内水力発電所」の看板でした。
やっぱり電力会社。
堤体より発電所のほうが主役らしい。
でも実際、この発電所は少し離れたところにあるんです。
ここにあるのは畑薙第二の堤体です。
敷地に置いてあるボートには何故か
「はたいち丸」とかかれています。
畑薙第二ダムなのにはたいち丸とはこれ如何に?