畑薙第二ダム 見学 その3


堤体左岸下流側にあるこのトンネルも気になって仕方がない。
現役ではないように見えますが。
しかし周辺の緑に溶け込んでダンジョンの入り口に見えて仕方がない。

ここを入っていくとゲートがあって
中電の職員の方がゲートキーパーとして完全武装で潜んでいて
資格のあるものしかここは通せん と挑戦者を退けて
選ばれたものしかホローグラビティの神殿の内部には入れないようになっていて

そんなアホな妄想が爆裂してきた時です。

 

ドン・・!

 

と空気を振るわせる水音が耳に届きました。

「水量がアップしたーっ!」
「ゲートが!」
「さっき中電の車が停まってたからゲート操作したのかー!」

一同大興奮!


ゲート操作前。
左から二番目の減勢部から流れ落ちる水の量に注目。


ゲート開大後。
水の量が明らかに増えています。
水煙の上がり方が倍増しているのに注目。

数分で元の量に戻ってしまいましたが
マニアは中電の方がマニアのために開けてくれたのだと
よいように解釈して大満足。

実際のところ、停まっていた車はパトロール中に立ち寄っただけかと思うのですが。
井川ダムより上流の堤体は畑薙第一であっても無人管理所なので。
ゲート操作は中央から遠隔のはずです。
しかしこの日はかなりの雨量が見込まれたので人が来たのかもしれません。


放流を堪能した後、赤石温泉・白樺荘でお昼ご飯を取りました。
山奥だから味の方は期待しないでおこうと思ったのに何でこんなに美味しいのか。
大変美味しいお食事でした。自分はてんぷらうどんを食べたんですが。


そして白樺荘の壁に張ってあった『サイレン吹鳴図』。
へー。これって「吹鳴図」って言うんですね。
初めて知りました。


畑薙第二ダムはこういう場所にあります。


高さや長さはダム便覧で調べられるとしても
あのスキージャンプ式の洪水吐は上から眺めないと詳細がつかめそうにありません。
中空重力式ですが上流側のタコ足以外に見極めが難しいです。
天端を真横から眺められないのがつらいですね。

森と湖に親しむ旬間で中電さんが太っ腹なことしてくれないかな。
エレベーターがないからだめといわれていた畑薙第二だけどいれて貰えないかな。
ホロー内部は無理でも天端だけでも入れて貰えたら嬉しいのになぁ。
と、願望が(笑)。


新緑の美しいときにクレスト放流を見られて大満足の畑薙第二ダムでした。