土師ダム 見学 その2


とりあえず展望台を下りて天端に向かう事にしました。


天端を少し進んで減勢池がよく見える辺りにやってきました。
勢いよく水が出ています。
低水位放流設備からの放流です。


右岸側の堤体直下は公園のようになっていました。
螺旋階段もあります。
この日は雨が強かったので足元悪いだろうし
行こうと思わずルートの確認はしませんでしたので
いつもは入れるのか等は不明のまま。


雨が降り続くダム湖は静まり返っています。


堤体の曲がり角。
車は左右の進入路の門が開いている時間であれば天端を通行することができます。


下流を見下ろしました。

広い川幅です。
減勢地も幅広です。
そして川のすぐ横に人家や農地が広がっていました。


豪快に出ている低水位放流管からの水。
川の防災情報で確認したところ
この時の放流量は約46m3/sでした。


クレストゲートはシルバーグレイの塗装です。
紫外線で退色しているかもですが。


昔、まっ黄色のピッカピカに塗装されていたこともあるゲートハウス。
その時の写真がダム協会のフォトコンテストに入賞していました。
土師ダムを初めて知ったのがその写真だったので
今でも印象が強いです。


左岸側の設備色々を覗き込みました。
左が低水位放流設備。
その隣が利水放流管と管理用発電設備。


なんだか通るのが楽しそうな通路とインクラインがありました。
その通路から見るダムはちょっとカッコいいかもしれない。


右岸に到着。
土師ダムの管理所です。


右岸側から見た堤体貯水池側です。
取水塔の水位標が見えます。


水位標の一番上です。
赤字で書いてあるEL256.4mは洪水時最高水位。

ちなみに異常洪水時防災操作開始水位はEL254.1mです。


コンクリートが濡れているので水位低下させている途中なのだなと分かりました。
この時の水位はEL242.3mでした。

水位標の横に張り付けられているプレートが泥んこになっていて
数字や文字が判読できませんが洪水時準備水位がEL242.90mなので
プレートの下の縁の高さです。

今はそれ以下に水位低下しているようですので
予備放流水位のEL242.40mを目標にしているのかと思われます。