蓮ダム見学 その6

堤体から地上に戻ってきました。
管理事務所の1階にある資料室で模型を見せていただきます。


パネル展示があります。他にもダムの種類を紹介したものがありました。
一般向けです。マニア向けではないです。


これは現在のダムの模型です。
すごい急勾配の渓谷に設置されたのが良くわかります。

 
堤体模型です。           減勢工。副ダムとも言われるそうです。

いつもついつい、ダムに辿り着くなり資料館を後にしてしまうのですけど
資料館があるなら先に見てから現場を見たほうが良くわかる事って多いのです。

奈良の吉野川に建設中の大滝ダムは資料館を通っていかないとダム全体を
見られる展望台までいけないので学びながら見るという点でよかったと思いました。
...が、歩くの疲れてしまいました。

 
これは工事中の蓮ダムの模型。プラントとか現場で見ると本当に大きいです。
でかいものを作るにはでかい設備が必要。


斜めからの写真で見辛いですが三重県の地形図です。
蓮ダムは治水・利水・発電の機能を持つ多目的ダムです。
ダムがある場所からずっと下流に上水道の取水施設があります。
そして供給されるのは市街地です。この場合は松阪市周辺です。

ダムの周辺はどうなっているのかといえば簡易水道なんだそうです。
水瓶の横でありながらその水の恩恵と利水の面では別なんです。
なんだか矛盾しているように感じますが年々消費の多い市街地から
遠隔地化される傾向にある事は発電施設と同じです。

20年以上前、夏になるとよく断水・節水が自治体から呼びかけられました。
山に近い簡易水道地域に住んでいた私は住宅街の同級生が水が出ないと
困っているのを不思議に見ていたものです。
山からの水をダイレクトに水道として使っていた私の住んでいた地域は
周囲が断水・節水で困っている時にでも庭木に水をやり、水で困った事は
ありませんでした。「上水道の通っている場所って不便なんだな」と感じていました。

水源地に近いところが必ずしもダムの恩恵を受けないから困っているという事
ではないと思います。もちろん、例外もあるでしょうが。

最近は市街地でも生活に困るくらい水が出ない事なんてなくなりました。
水のありがたみが薄れています。水が足りなければ何とかしろと自治体にいい、
水を不自由なく使っている時には環境破壊に繋がるダム建設をやめろと騒ぐ
かって気ままな人は離島で水の有難さを味わってこいといいたいです。