藤波ダム 見学 その2


展示してある大岩。
リップラップの材料と同じものだそうです。


天端はこんな感じです。
幅10mなので広々。


ダム湖です。
オリフィスからお水が出ていたので水位はEL123.0mちょっとでしょう。


天端から見る下流はこんな感じです。
右岸側にこんもりした森が段々になっていますが
工事の時に右岸側の地下水の関係で堤体の安定のために盛土をしているそうで
その上に木が茂るとこうなるという。


そしてロックフィルダムではこの水路を愛でなくては。
すーっと伸びるこのコンクリートの壁がやっぱり美しい。


元々の川の向きはこうだったんだなぁと思わせる
洪水吐水路のかくっと曲がった先。


しかし最近はほんとに綺麗にリップラップを成型にされるなぁと思います。

見た目も美しいし堤体の変状が発見しやすいというメリットは分かるんですが
作業の様子を写真で見るとここまで手作業でやるなんて
作業される方がほんとに大変そうでここまで苦労する必要あるんだろうかと
感じることもしばしば。


でも多分これは
ここまで華美にしなくてもと思うほど隅から隅まで装飾を施した宮殿や寺院と同じく
堤体の端から端まで完ぺきに美しくしたいという気持ちの表れなのかとも思いますし
どっちが好きですかといわれるといつも返答に困る。

機能的には未成形でも十分役割は果たせます。
見た目は個人の好みによると思います。