藤波ダム 見学 その3
右岸に近づきます。
まだ工事中らしい箇所があります。
どんどん近付いていくとなんだかすごく魅力的な被写体が。
うひゃーーっ!!
凄い素敵♪
なんて可愛らしい枠工なんだ〜♪
山の大岩を取り除かずにその上から枠工を施しているので
そして枠工のコンクリートが真っ白で新しいので
何とも言えない不思議な光景が広がっているのです。
こういうのが好きなダム仲間のあつだむ宣言!様に
携帯で写真撮って即座にメールしてしまいました。
これはあつだむ宣言!様に撮ってほしいぞ♪
きゃっきゃと喜んでいましたが
これはこの大岩を全部取り除くと結局、その部分に大穴があきますし
穴があいたら埋め戻しもしないといけませんので
取り除くよりはそのまま固めた方が安定も良いのでこうなったらしい。
藤波ダムは難工事でダム建設に関わる方の中では有名なダムだそうです。
特殊な地質の為に苦労されたと聞いています。
詳しくはダムマイスターの古賀邦雄先生がまとめられた
ダム便覧 テーマページ
「ダムの書誌あれこれ(89)〜筑後川水系・藤波ダム〜 」の
『7.藤波ダムの技術的な問題点とその対応策』をご覧ください。
ダム湖側に回ってきて撮った洪水吐です。
大雨は毎年のようにやってきますが
この長い越流部を超えるような水位にならない事をお祈りです。
青空の下
常時満水位でほのぼの感たっぷりの藤波ダムです。
ここに立つために建設にあたった方がどれだけ苦労したか
その気配は読み取ることができないほど周囲は綺麗に整備され
新しい風景が出来上がっています。
難工事の末に完成した堤体です。
洪水から下流を守るために頑張ります。
素敵な枠工も魅力ポイントの藤波ダムでした。
おまけ
藤波ダムのダム湖畔にて。
ここは南国ではないと思う。
北部九州って寒いという印象がある。
なのでこのバナナが立派に花を咲かせて実をつけていたのが
どうにもこうにも違和感ありました。
追加おまけ
2015年4月に
福岡県様に見せて頂いた写真
堤体右岸の枠工部分
平成24年7月豪雨で崩れたんだそうです。
こんな風に崩れたんですね。
今は可愛い枠工でおしゃれに復旧♪