不動谷ダム 見学 その4


山の天辺から谷底まで降りるわけですから
ホントに傾斜がきついです。
でもこんな崖にしか見えないところでも
傾斜は45°以下に抑えられているそうです。


真っ逆様に落ちるような感覚を覚えますが
たーのーしーいー♪


と、楽しいモノレールは終点に到着。

終点といっても
周辺にはこれといって何もありません。
レールだけ。
コンクリートの苔むした壁はありますが
昔の索道の主塔の跡かなんかだと思われます。
現在は遺構。


そしてモノレール、ひとりで来た道帰るんです!!
知りませんでした。
エンジン掛けてスイッチ切り変えたらひとりでカタコト帰っていったのです。
可愛いー♪
モノレールのすること全部可愛いー♪


「ここからは徒歩ですよ」
「はいっ!!カメラしまって両手空けます」
「この間も滑った人が出ましたからね」
「はいっ!!転落前科1犯、滑落前科2犯なので気をつけまぁす」
「…ホントにゆっくりでいいですからね…」

ひたすら小股、ひたすら足元注視
絶対滑って怪我して中部電力様にご迷惑をかけてなるものかと
気合い入れて山を下りて行きました。


無事に斜面を下って到達しました堂倉谷です。
吊り橋を渡ると上流側に何か見えてきました。


「堂倉谷堰堤と沈砂池ですよ」
「お水綺麗ですねぇ」


吊り橋を渡りきって左岸側に到着しました。
ここまで来るのにコンビニを出てから2時間30分かかりました。


堂倉谷堰堤の沈砂池の排砂門です。
本日はここから不動谷ダムまで続く水路に水が送られないように
制水門が閉じられて排砂門が開いている状態です。


沈砂池には綺麗なお水だけが流れていて
堆積した砂などは見られませんでした。
綺麗な沈砂池です。
流水はありますがここまで空っぽの沈砂池を覗き込んだのは初めてです。


そしてお約束の排砂門が中電レッド。

「ここから水路に入ります」
「はぁい(どきどき)」
「胴長を着用します」
「…チビなので大変布地が余っております」

うんしょうんしょと胴長を装着しました。


胴長を着用したのでご案内くださるM様と記念撮影したりして
この時はテンションが相当高かったのです。

しかし、直後にひきつり顔になってました。


「こちらから入ります」
「はいっ…」

落っこちないようにマンホールの梯子を降りていくと…

ぱしゃん

足元は乾いているのかと思ったら
10cmくらいの水があったのです。

なので胴長着用だったのです。


キャップライトを点灯。
ホントに頭がすれすれです。
天井の高さは160〜165cmくらい。
中央にはケーブルが走っていますので
端によるとすぐヘルメットの頭をぶつける状態。

これは…
背の高い人しんどい
ずっと腰曲げて頭下げて歩かなきゃいけないなんて辛すぎる

私はぎりぎり頭打たない高さだから普通に歩けるけど
時々ヘルメットぶつけるけど大したことない
皆様私より背が高いから大変だ…。


水路を少し進むと流量を測定するセンサーが設置されていました。
これは中電様の管理になってからつけられたものだそうで新しい物でした。