EADC2024名古屋 その3


自分も小渋ダムは片手で数えられるほどしか来ていないので
コンジットゲート放流を見るのは初めてですし
ちょっとしっかり記録しておかねばという気持ちになってます。


特にここ。
副ダムの下流、ちょっとフリップバケットみたいになっているところ。
減勢どんな感じで効くのかなと思っていたら吃驚するくらい綺麗に
波が殺されていたので素晴らしいなと思ってみていました。


小渋ダムでの記念撮影はここで♪
とっても良い写真になったはず。


そして主役に移動です。
排砂バイパストンネル吐口に移動します。


小渋ダムの排砂バイパストンネル、竣工してから
すでに一回補修工事が入りました。
これは竣工時の銘板かな。


ここに来たらもう参加者の皆様、目が本気のエンジニアモードになって
質問の嵐でした。


インバートのコンクリートは補修されて1年と少しで
もうこんなに削られていますし排砂バイパストンネルの宿命。


少しだけならトンネルの中にも入れるという事で皆さんてくてく入っていかれました。


トンネルの壁に塗装されていたマーカーが削り取られていました。
インバートから2mくらいの高さまで洪水時の濁水が流れたんだなと
痕跡から読み取ることができます。


このグレーチングがもう吃驚したんですが
設置してから一年ちょっとでトンネル運用3回しかしていないのに
こんなにゴリゴリに削られていたのです。

これは流れてくる水の中にどんな粒径の土砂があるかを調査するための
ピットの上のグレーチングですが、排砂3回でこの姿とは…
土砂の力のものすごさが伝わってきます。


小渋ダムと排砂バイパストンネルを見学した後は
大型バスに戻って名古屋に引き返します。
途中で南向発電所が見えていたのですかさず撮影。


名古屋に戻ってきました。
高速も渋滞につかまらずにスムーズでした。

この夜はよっしー様とふたりで写真の選定とかちまちま作業していました。
最終日が本気の時間勝負なのでできるところは全部しておきたい。

しかしよりによってこの時、持参したPCがWi-Fiを全く拾わないし
ランケーブルなんて化石は知らないよというホテルだったし
スマホでテザリングしようとしてもできないし何の呪いだ…
という状態になりかなり胃が痛くなっていました。

でもよっしー様がそれをリカバリーしてくださったので何とかなりました。

不安の種が芽吹く中、翌日に備えて就寝。


最終日テクニカルツアーで雷雨に遭遇するかもしれないと
天気予報で心配になり鞄に折り畳み傘を入れてスタンバイ。


昨日とは班編成を変えてまたまた大型バスで出発。
キャンセルが出たので参加者の方で申し込みできなかった方に
キャンセル枠が降ってきてにぎわうなど良い感じのスタート。
事務局の方は調整大変だったと思いますが。


本日は丸山ダム・新丸山ダム工事現場と小里川ダムの見学です。

新丸山ダムはもちろんダム再生の代表格ですから。
小里川ダムは地域に開かれたダムの代表事例として紹介されることに。


新丸山ダム工事事務所内で工事についての詳細なプレゼンテーション。


一番質問が多かったのがなんでこんなややこしい工程で新堤体を作るのかというところ。

えーと。
木曽川本川の水の量から説明が必要。

明治期から開発が進み電力王・福沢桃介の指揮のもと
すべての落差で発電できる木曽川はそれだけ水量豊富な川であるという事。

洪水時に丸山ダム地点で観測された最大水量は8200m3/sにも達した事。
(計画最大流入量6600m3/s)

実際に一昨年の4000m3/sの放流写真も出たんですが
実物見ないとあの凄まじさはなかなか伝わらないかな…。

だから工事中に出水があっても安全に新堤体打設エリアを守れるように
仮排水トンネル造る
左岸側に現堤体と同じだけの洪水を吐ける部分造る
左岸側増設分が守っていくれている間に主堤体造る
最終的に増設部分と合体して新丸山ダムになる
という流れ。

そもそも

丸山ダムが最高の場所に造られているもんだから
下流側が開けているうえに
ガンガン発電している発電所もあるし
スペースがなくて考えに考え抜いた末に
現堤体のお膝の上に新堤体を作るという事になったんで。


時間があればよっしー様の月刊丸山ダムも紹介したかったけど時間ないし
自分には英語力が全くないので残念。


続いてやってきたのは新展望台、まるっとテラス。

ここにたくさんの人が来るからと一週間前には
ボランティアで草抜きをされていたよっしー様。
愛が深すぎる。


こちらで丸山ダムを背景に記念撮影です。


左岸側の増設洪水吐と減勢工が造られる部分でブレーカー掘削の音が響いていました。


皆さん、ダムカードフレーム越しに工事現場と堤体をバックに
嬉しそうに記念撮影されていたのがとても良かった。


続いて新丸山ダム管理所に移動します。


なんと一番現場が良く見える屋上にご案内頂きました。


ここからは現在の作業の中心、左岸側工事ヤードの全景が見られます。


丸山ダム建設時のクレーン走行路はもうほとんど撤去されています。
両岸にケーブルクレーンが設けられました。
これからどんどんコンクリートバケットが往復してくれる現場です。


ここで管理所の方に
丸山ダムのゲートは機械遺産級の凄い物なので
何とか残してもらえないものかとお話ししましたが
物がでっかすぎるので難しいかなというお返事でした。

何とかならないものかなー。