出し平ダム 見学 その7

そして明るい光の方へ進むと
高い導流壁の間は床にも壁にも
鋼鉄のライニング材がびっしりと並べられている事が分かりました。

排砂路から見上げると戦艦の艦橋を見上げているようなカッコ良さです。

これが出し平ダムの排砂路です。
ライニング材は排砂路の壁部分は13mm、床部分は32mmの鋼鉄製。
大きさは一枚が498×498mm。
更に上流側ではもっと強度を出すために厚さが異なるそうです。

壁のライニング材は床から2mの高さまでびっしりと貼られています。
ライニング材にはいくつか候補があったそうです。
実際にこの黒部川で使用するためにどんな鋼が適しているのか実験も行われました。
出し平ダムの上流に位置する小屋平ダムの排砂路で
4種類の鋼材を並べて貼り付け、2年かけて調べられた結果
SM41という鋼材が最も良いという事になりここに使われることになったそうです。

目地と固定ボルトの周囲にはエポキシ樹脂が充填されています。
ボルトはもともと六角形の頭がピンピン角を立てていたはず。
それがここまで丸くなっています。
水の流れで樹脂とともに削られているのです。
そしてライニング材も偶蹄類の蹄のような形に削られています。