出し平ダム 見学 その6
そしてそして
ついに
出し平ダムの排砂路を見学させて頂きます。

構内にあった排砂設備説明板。
先ほど管理所前でパネルで見せて頂いたものと同じです。
見学当日の水位はクレストゲートを半分隠すくらいに高かったし
天端の上にスライドゲートが上がっていました。
この図に書かれている上流ゲートというのが天端の上にあがっていたゲート。
今、ダム湖の水を止めているのは中間ゲートと書かれているローラーゲートなのかと思います。
扉体重量はなんとなんと90.5t !!
5.0×4.9mのサイズで90.5t !!
どれだけ凄い鋼なんだろうかと数字だけでドキドキ。
某県営ダムのクレストローラーゲートは10.0×14.8mでも87.0tでした。
そしてそれは昔ながらの薄薄のゲートなんかじゃなかったし
県営ダムクラスでは多分それは標準仕様だと思われるので
単純に考えても出し平ダムのこのゲートは桁はずれに重くて強固なのではと
頭の中が妄想爆発して大変。

そしてこの下流ゲートがラジアルです。
摺動式ラジアルゲート。
すりすり動く。
そしてこれまた重い!
69.2tもあるんです。
いったいどんなラジアルゲートなのかとわくわくが止まらない。

と、きょろきょろしていたら安全帯が手渡されまして
マイ安全帯と同じ藤井電工社製の同型だったので
サクサク装着していたらここを降りますと示されたのがこの梯子。
転落防止用の安全ブロックからのワイヤーを安全帯にロックして
そろそろそろそろと降りますが
背中に回したカメラが梯子のガードにごんごん当たる。
かと言ってお腹側に回しても梯子に当たるし・・・
デジイチの長玉はカメラバッグに入れて梯子は降りなくてはならないと
現場で学びましたが時すでに遅し。

そして降りたレベルから更にまだ降りる。
ふと気がつくとここはラジアルゲートのアームの上。
次に降りる梯子はラジアルゲートの扉体の梯子。

ラジアルゲートのアームの上だと気づいてシャッターを切りましたが
慌てて設定がいじれず時間はないし焦っても暗くて全然撮れないので
普段は絶対炊かないフラッシュを解禁して撮った写真。
ご・・
ごっつい・・
ものすごくごっついアームだっ・・

扉体の梯子を降りる前に撮った一枚。
排砂路のライニングが見えました。
慌てつつも安全確認だけはしっかりと。
ここでも安全帯にワイヤーを固定して慎重に梯子を降りる。

スライド梯子が延ばされています。
今、ここを降りてきました。

排砂路に立って見上げたラジアルゲートのアーム。
今まで見たどのダムのラジアルゲートのアームよりごついです。
太いです。
こんなに頑丈な造りのアーム、見たことがありません。

そして排砂路のライニングの上に
ぴったりと治まって塞いでいる扉体の下部。
出し平ダムもやっぱり“関電ブラック”のゲートであることを確認して嬉しくなると同時に
尋常ではない表面の傷に呆然としてしまいました。
このゲートは下流ゲート。
排砂路で一番後ろに控えるゲートです。
水量を調節するためのゲートです。
それが
ここまで痛めつけられているのです。
これが黒部の土砂の力なのかと
ここまで傷つけられながらもきっちり仕事を果たしているゲートの
設計と造りの素晴らしさにうるっときてしまったり
もう頭の中いろんな事が走り回って大変。