大城池 見学 その2


堤体の直下に川がダム軸と同じ方向に流れています。
川を挟んで向こう側には未舗装の道路も通っています。
後で行こう。


貯水池にはお水たっぷり。
幸せ水位です。


天端を歩いていてドキッとしたのはこのパラペットのずれでした。

これは…
多分、震災の時に起きたんじゃないかな…

1995年の阪神淡路大震災です。

帰宅してから調べたところ
神戸大学の調査報告書で
・天端パラペットの変形・開き
・上流面張石のはらみ
・余水吐基礎石積の破損
が確認されたとありました。


左岸側の完成時の写真では建物があった辺りかと思われます。
ここだけ少し天端が広くなっています。


更に奥に行くと不動明王像と竣功記念で建てられたのであろう碑がありました。


立派な石碑ですがここにも大きなクラックが。
補修されています。


裏に回ると鉄筋とコンクリートで補修されていました。
震災の時に折れてしまったのでしょう。
綺麗に修復してもらえたのですね。


石碑の裏はもう余水吐です。
落っこち無いようにちゃんとガードレールが設置してあるので安心。


ガードレールまで行って余水吐を除いたところ
端っこが突然、無くなっていました。
いきなり滝状態。


巨大なコンクリートのパーツも落っこちています。
これは震災の時に落ちたのか出水で落ちたのか何とも分かりません。


余水吐の導流部や周辺のコンクリートには特に目立った傷などもありません。
新しいです。


右岸側の山の地権者の方が出入りできるようにしてあるのか
余水吐の上に橋が架かっています。


立入禁止などの表示も特にありませんので渡ってみます。


橋の上から見た越流部。


橋の上から見た余水吐の端。


余水吐の横から見た貯水池です。
お天気の良い新緑の頃は何も考えなくても綺麗な色が撮れるので幸せ。


右岸側には他にも立派な石碑が並んでいます。


右岸側から見た天端です。
割と山奥だと思うのですが
ハイキングというより手ぶらでウォーキングに来る人が多くて
人気ポイントなんだなぁと現地でびっくりしていました。