千屋ダム 見学 その4


現在は冬で常時満水位。
雨で少しオーバーしたためオリフィスから放流しているという状態です。
水位ゲージがあるのは選択取水塔。


天端中ほどまでやってきました。
非常用洪水吐きは自由越流式とローラーゲートの二種類。
この立派なゲート支柱はローラーゲート用、4門あります。


そして天端に入ると見ることができるのがこの6角錐のコンクリート。
ややいびつなヘキサゴン。
この空間は中空重力式の内部空間ではなく・・


天端にあるこのメルヘンチックな展望小屋(?)の天井を見上げたところです。
天端に素敵な四阿が設置してあって景観にもマッチしているダムもありますが(滋賀県の宇曽川ダム)
これはかなり微妙な線です。
赤い屋根というのが特に。

これが例えば兵庫県の生野町の赤瓦や
岡山県の成羽町吹屋地区の石州瓦のように
地場産にスポットを当ててセレクトしたということならしゃーないかとも思いますが
どうも赤を選んだ理由が見えてこない。


現地で見る分には床部分のカラーコンクリートとのマッチを狙っているのだとも思えますが
ダムは全景を下流から見るのが一番の華。
その時に美しくカッコよく見えるのがベスト。

難しいことをやらかしたなぁというのがこの展望小屋(?)の印象。


でも場所がよくわかるのは良いこと。
展望小屋の真下にはオリフィスゲートがあり
こんな風に放流しているのを真上から見ることができます。