千屋ダム 見学 その3


レリーフに挟まれていた説明板の前に座り込みスペックを読みます。

千屋ダムは多目的ダムです。
洪水調節もやりますが都市用水確保のためにも力を発揮します。


下流から見た千屋ダムの図。

「・・・・なんかゲートが多いなぁ」
「自由越流式のクレスト+ローラーゲート付のクレスト+オリフィス+コンジット+JFGときたか。」

菅沢ダムのストイックさを見た直後でこのゲート数は殊更多いと感じました。
オリフィスもクレストも自由越流式を選んでいるのだから後は河川維持用の利水放流管くらい
というのがこの規模のダムでありがちなスペック。
立派なコンジットゲート室にローラーゲート付クレストゲートが目立っています。



デザインはシンプルで背高のっぽ。
無理なく無駄なく重力式。


千屋ダムの堤高は97.5m。
県営ダムにしてはかなりの高さです。
堤頂長は259.0m。なかなかのバランス。


左岸上流側から堤体。
クレストのスリットから下流の様子が見えます。


天端からダム湖。
ちょっと曇り空でしたが晴れてきました。
晴れの間に下流側に行かなくてはと気が焦ります。