平取ダム 公式見学 その2
しかし
問答無用でカッコいいな
雪と青空とできたて白白コンクリート。
堤趾導流壁の高さがこんなにあるのを
人と一緒に撮れたことで感じるなど。
直線流下等幅にする時に必要になる長大な減勢工と水叩きを不要にした堤趾導流壁。
ダムによって大きさは異なりますが堤体に、きゅっとまとまった形になるので
コンパクトになる場合もありますが、処理する洪水の流量によっては
こんなに大きく作らねばならないのです。
平取ダムは設計洪水量が2550m3/sです。
最大計画流入量が2050m3/sに対して
最大放流量が360m3/sで計画されています。
堤体内に入る道を進んでいるのですが
どこが入口なのかさっぱりイメージができないまま
皆様の後を転ばないようについていくと
魚道の横から入るのだと近づいてやっとわかりました。
がっちがちに凍った足元。
魚道の壁には流れてきて引き揚げられた流木が置いてあったり。
ホントにこれはアイゼンつけてなかったら滑っても仕方がないくらいの
凍りっぷりで一歩ずつ踏み出すのが慎重になってさらに遅れるなど。
魚道はこんな感じの階段式魚道でした。
遡上の対象になっているのは二風谷ダムと同じくサクラマスです。
魚道の形式もお揃いの全面越流階段式。
二風谷ダムのようにスイングはしない固定型ですが。
構造が複雑なダムなので
必然的に監査廊も入り組んでいます。
大滝ダムに匹敵するややこしさ。
手すり替わりの頑丈なロープに頼りつつ一生懸命階段を上るの図。
エレベーターで天端に到着しました。
中々の広々天端。
右岸側を見たところです。
アバットメントで行き止まり。
右岸側に道路などはありません。
取水塔にカラーリングされた水位標がありました。
青黄赤でこれはわかりやすい。
遠目にもざっくりと危険度がわかりやすい。
これ、いいなぁぁ♪
青と黄の境がNWLでEL167.4m。常時満水位。
黄と赤の境がSWLでEL184.4m。サーチャージ水位。
特に何のアピールも無いけれど
巷で評判になっているらしいLEDの天端照明。
光線の種類の関係か分からないけど虫が寄ってこないらしい。
本州のえげつない虫にも効くかどうかぜひ実証実験してほしい。
宇治川のトビケラとか。
取水塔のゲート銘板。
制水ゲートは充水バルブ付鋼製スライドゲート。
スライドゲートだから〜。