天ヶ瀬ダム 観光放流 その2


えーと。
上段キャットウォークの後は減勢工横に降りるのかと思ったら
今度は下段キャットウォーク。

時間、間に合うのか心配になる。


階段の負荷が脚に来ている人が発生している予感。
下段キャットウォークにまだ人が残っているけど
先頭はもう減勢工横。

見学会あるある発生。


右岸減勢工の擁壁は工事中なので
コンクリート製の擁壁の上だけを歩ける状態です。
盛土は現在、撤去されていますので。


お客様全員定位置につきましたっ!!
観光放流のアナウンスが流れます。


事前に行われたテストでは3門ほぼ同時に開いたと
天ヶ瀬ダムの付き人・Mt.tell様からお聞きしています。

テストと同じく、本番でもいきなり3門ほぼ同時に開いていきます。
早い早い早いってば。


特等席の皆様もみんな撮影姿勢に入っております。


高圧ローラゲートはまず、堤体とゲートの圧着解除を行います。
ゲートを開いているわけではありません。

それでも、ぎゅっと押し付けていたゲートを押し付ける力を緩めただけで
こんなに水は出てきます。

まだゲート開いてもいないのに。
これがコンジットの高圧ローラゲート。

水深が深いところ、水圧がめちゃくちゃかかるところに設置されているゲートだから
圧着解除しただけでこんなに水が出て来るんです。


コンジットゲート放流を見たことがない人は多分
もうゲートは開いていると思ってしまうでしょう。
その位の水量なのです。


何度も天ヶ瀬ダムコンジットゲート放流開始を見ているので
次のサインは見逃さない。

ゲートが開いた瞬間にこの水がぐわっ!! と姿を変えることを知っているので。


ゲートはほとんど同時に開いたとはいえ
順番は2>1>3号ゲートです。

最初に水が姿を変えるのは2号ゲート。


来たっ!!!


つづいて左右のゲートからも来たっ!!


勢いがありながらもふわぁっと周りに広がっていた水と
全く別の顔の鋭い水の流れ。

これが高圧ローラーゲートからの放流です。


3門開きました。

減勢工の中に真っすぐ届く鋭い水流。

カッコええぇぇぇ♪


そのカッコえぇ放流を至近距離の特等席から見ている皆様うらやましいぃぃ~♪


放流量は一門当たり6m3/sです。
合計18m3/s。


すぐ下流の白虹橋付近の水面は特に大きな変化もありません。


ちゃんと副ダムが放流を全部受けとめてくれているからです。
二つ開いている水抜き穴から少しずつ水が出始めているのが水紋でわかります。


どんどん副ダムに水が溜まって水位が上がってきたので
水抜き穴から出る水も勢いが良くなってきました。
それでもここからは合計7m3/s位しか出ないので
差分が減勢地にたまっていくわけです。

下流で急激な水位変化はよろしくないのです。


天ヶ瀬ダム管理支所のコントロールルーム。
ここから操作されています。


この時点での天ケ瀬ダム貯水位は洪水期のEL72.0mではなく
ハイブリッド運用水位の+20cmのEL72.2mでもなく
更に低いEL71.04m(13日9:30時点)でした。

天ケ瀬ダムは関西電力様の喜撰山ダムとの間で揚水発電をしています。
このプラスされた20cmは治水ダムの利水協力。ハイブリッド運用の容量になります。

天ケ瀬ダムのハイブリッド運用、EL72.20mという貯水位は
“喜撰山ダムから発電で天ケ瀬ダムに水を下ろした時にEL72.2mまで貯められる”
という意味です。

揚水発電の水量も込みで、喜撰山ダムの貯水池にある水も考えて
EL72.2mだから、水が揚水で喜撰山ダムに上がって貯められている時は
その分差し引かれて天ケ瀬ダム・鳳凰湖の水位は低くなるという事なんですね。

つまり、喜撰山発電所は鳳凰湖の貯水位EL72.2mまで運転できるということです。

そしてその20cmの内、1cm分の容量を関西電力から融通していただき
今回の観光放流に当てています。

水は大事な資源ですし電力会社にとってはお金と同義。

なので地域の観光振興のために放流をしてくださるというのは
地域をどれだけ大事に考えているかという気持ちの表れだと思います。

素敵♪


本日のイベントの主役。
Eボート出発式の会場、白虹橋に下ってきました。