天ヶ瀬ダム 観光放流 その1
2024/10/21 更新
令和6年10月9日 午後
突然のプレスリリースにダム愛好家界隈、ざわつく。
これは…
噂は耳に届いていたけれど
まさかこんなに急に、直前発表とは
宇治川の守護・天ヶ瀬ダムが
トンネル式洪水吐の工事も終わって
周辺の観光整備、特に今まで一番の問題だった天端レベルの駐車場問題が
再開発工事事務所跡地活用で何とかなりそうだし
世界遺産の街、宇治に更に素敵な観光イベントとしてダムの放流が加わるなんて
本当に嬉しい♪
発表文を見てすぐに取材を申込みしました。
当日キャットウォークと川下りと三栖閘門見学がセットになったツアーも捨てがたかったのですが
とりあえずハイブリッドダムの観光活用初事例だしダムに集中すべきと自制。
そしたら直前だというのにダムマイスター仲間のよっしー様が
このツアーに参加されるという決断をしてくださりまして
両方の視点で取材できることになりました。
ありがたい。
◆
JR宇治駅に到着しました。
よっしー様が参加するツアーは京阪宇治駅集合なので
ここからてくてく歩いて宇治川を越えなくてはなりません。
とりあえず移動開始。
京阪宇治駅でツアー参加の皆さんが受付をしておられました。
よっしー様も素早く手続き。
駅前ロータリーに到着したバス。
これでツアーの方はダムまで移動です。
いってらっしゃーい♪
という事でバスを見送り、自分は徒歩でダムに向かいます。
道中、宇治発電所がネーミングライツで
「SMBC宇治グリーン発電所」になっていて吃驚したりしながら
どんどん進んで到着しました。
白虹橋の袂では本日のイベント準備が着々と進められていました。
取材組はこの先から式典と観光放流を見られます。
ツアー組は川から見られます。
以前はなかった止水壁が設けられていました。
新設のトンネル式洪水吐の対岸で道路が放流によるダメージを受けた
とだけ報道されまして、まるで設計がまずかったような
印象を世に流す報道がありましたが、これにはかなりキレました。
トンネル式洪水吐の放流で崩れたのは一般の人が通行できない区間であり
崩れても大きな被害はない所でした。
工事現場内的なイメージ。
設計にかかわった方にお聞きしていますが
放流の対岸は元々、護岸工を行うことになっていたのです。
他の工事との兼ね合いなど何らかの理由で後回しになっていただけでしょう。
天ヶ瀬ダム堤体直下の右岸側減勢工の壁にクラックが確認されたので
補強工事がはじまっています。
護岸工が作られる前に放流したら、予測の範囲内で
ばらばら路肩が落ちてしまったということなのかと。
だから新設トンネル式洪水吐は一つも悪くないのです。
この近くに元々設けられていたお社も屋根や土台が補強されていました。
今まで、お祀りされている神様を知らなかったのですが瀬織津姫大神でした。
キャットウォークにまだ人影は見えないので
ツアーの皆さんはまだ天端で説明を受けておられるのかなと
堤体をちらちら見ながら天端レベルに向かいます。
天端に到着しました。
ツアーの皆様、ヘルメット装着して右岸のキャットウォークを目指して移動。
ツアー参加者でない自分は天端からその様子を撮る係。
初キャットウォーク体験の人もたくさんいると思います。
足元注意で気を付けて降りてください。
まずはゲートハウスの上に繋がる上段キャットウォークに行くようです。
よっしー様発見した♪
撮影頑張っておられる様子。